人生交差点 | ジョブスケの人生全力疾走

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 今年も福岡を代表する祭り「博多祇園山笠(以下、山笠)」を見てきました。山笠は「博多どんたく」「放生会」とならび「福岡三大祭り」の一つに数えられており、毎年多くの見物客が訪れます。

 

 

 しかし、山笠を見るためには、見物する側にも大きな試練が待ち受けています。それは「朝が早い」という事です。

 

 

 山笠開催期間中は、いろいろな場所で飾られている山笠を見たり、実際に山笠を担いでいるところを見る事が出来ます。しかし、メインイベントは何と言っても、最終日に行われる「追い山笠」です。

 

 

 誤解を恐れずに言うならば、「いくつかある山笠の中で、どのグループが一番早く山笠を担いでゴール出来るか」という事になります。そのスタート時刻は「早朝4時59分」という事で、とにかく早起きを強いられます。

 

 

 そんな事から、早起きに自信のない人は、徹夜で見に行く事も少なくありません。僕の場合は「徹夜よりも早起き派」なので、たとえ寝る時間が少なくても、必ず横になってから行くようにしています。

 

 

 今年も無事に早起きし、スタート地点である「櫛田神社」に到着しましたが、この場所というのは、九州一の歓楽街「中洲」が目と鼻の先にあります。櫛田神社に到着すると、入口で「ホスト以外には見間違えようの無い格好」をした団体が、なぜか記念撮影をしていました。また、境内に入ると「極端に丈の短い」スカートを履いたお姉さんがいたりと、中洲での仕事帰りと思われる見物客が大勢いました。さらに、神社近くにあるお店も、この日ばかりはオールナイト営業をしており、「かなり出来上がったお客さん」が多数いました。

 

 

 そんな喧騒を横目に歩いていると、ある二人組の女性とすれ違いました。一瞬、「あれっ」と思い振り返ると、やはり見覚えのある顔でした。その二人は、以前、あるローカルアイドルグループに所属していたので知っていました。

 

 

 当時、二人とも現役女子高生で、時期は違うのですが、同じ年に卒業したと記憶しています。

 

 

 その内の一人は、アイドルが好きで好きでたまらなくて、最終的に自身がアイドルになったと聞きました。(つまり、”アイドルオタク”のアイドル)しかし、大学受験を控え、学業を優先させるという事で卒業しました。

 

 

 もう一人は、アイドルになった経緯も卒業した理由もわからないのですが、風の便りでは、改めて別のアイドルグループに入ったと聞きました。最後に彼女を見た時は「黒髪」でしたが、今回見かけた時は「茶髪(どちらかというと金髪)」だったので、まだアイドルは続けているのかもしれません。

 

 

 僕は気が付いたものの、先方は気付いていなかったのでそのまま見送りましたが、あの二人はまだ交友があったんだ、と感心しました。

 

 

 人は、置かれた環境や状況によって、接する相手が変わっていくものだと思いますが、「その時必要な人が現れる」と僕は思っています。今回は、一度離れた縁が一瞬だけ接点を持ちましたが、それは「気まぐれ」という形で二人の姿を見せてくれたのかもしれません。

 

 

 僕も気まぐれではなく、もっときちんとした「人の縁」を、これからも新たに紡いでいこうと思います。