以前テレビを見ているとき、ある会社の社長がインタビューを受けていました。
「東京オリンピックの開催が決まったので、それまでには間に合わせたいと思います。オリンピックとどちらが早いか、競争です」
確か、こんな内容だったと思います。
先日、「ドンキホーテ」に行ったのですが、あのお店はバラエティに富んだ商品が置いてあり、見ていて楽しい反面、どこに何があるかわかりにくいのが欠点です。欲しいものを探して店内を徘徊していると、たまたまあのコーナーに来てしまいました。
「スキンコーナー」
もっとわかりやすく言うとコンドームの販売コーナーなのですが、そこにはあの商品がすでに販売されていました。
「驚異の薄さ0.01mm」
そうです。以前、僕がテレビで見たというのは、コンドームメーカーの社長のインタビューだったのです。
その時点ですでに「0.02mm」は実現していたのですが、このたった0.01mmを薄くするのがとてつもなく難しいと言っていました。薄くして破けてしまったのでは、コンドームとしては何の役にも立ちません。まさに「薄くて高い壁」という訳です。
しかし、2017年の時点で、日本の二大コンドームメーカーは両社とも実現していました。東京オリンピックまでには実現したいと言っていたのが、嘘だったかのような圧倒気な早さです。
人間の三大欲求のひとつに「性欲」があります。他の欲求は生死に直結しますが、この性欲だけは我慢しても死なない事から、僕は「やる気」の源泉だと考えています。
これは僕の勝手な推測ですが、この性欲を全開にして、物凄い熱量の情熱を傾けて開発したのではないかと思います。そうでなければ、三年も早くなるはずがありません。
発売されてから日が経っていないようで、残念ながら価格は高額です。日常的に使うには少々厳しいと思いますが、スナックやキャバクラに行くのを一回我慢すれば、簡単に捻出出来ます。
僕も、発見した時に一箱購入しました。買い慣れておらず、しかもレジの店員が若い女性だったので、コンドームだけを購入するのはかなり勇気が必要でした。しかしこれは、男としての資質を問われているのだと無理やり言い聞かせました。
実は、そこまで勇気を振り絞って購入はしたものの、まだ使っていません。早く使えるように、まずはその環境を整えたいと思います。
という訳で、僕にとって一番厚くて高い壁である「結婚相手」を、東京オリンピックまでには見つけたいと思います。
皆様の温かいご支援、よろしくお願い致します。