「ガンフロンティア」を初めて見た時は「なんだか地味だな」と思った。
ゲームは縦スクロールのシューティングゲームで、空中の敵も地上の敵もショットで倒せる。シューティングゲームの名作「ゼビウス」のように打ち分けはない。
それはわかりやすいので良いのだが、パワーアップしても自機の前方にしか弾が出ないので、とにかく派手さがないと思った。
この頃のゲームでも、パワーアップすれば、斜め前方や後方に弾が出たりして攻撃が派手になっていた。見た目でも楽しむ事が出来たのとは対照的だ。それで、何となく時代遅れのような印象を受けたのだと思う。
また、舞台設定も「西部開拓時代のアメリカ」を彷彿とさせる感じになっている事から、色使いもやはり地味な印象だった。
ガンフロンティアがリリースされた1990年当時、僕はすでにアーケードゲーム専門誌「ゲーメスト」を購読していたが、当然、ガンフロンティアは特集されていたと思う。しかし、僕はその記事を読んだ覚えがないので、ほとんど気にしていなかったのだと思う。ただ、何故か何となく気になるゲームではあったので、何回か遊んだ覚えはある。
こんな感じで、どちらかというと思い入れのないゲームだったのだが、ここにきて状況が一変した。そのキッカケというのが「バトルガレッガ」だ。
バトルガレッガは、ガンフロンティアと同じく縦スクロールのシューティングゲームなのだが、面倒くさいシステムとシューティングマニア泣かせの難易度で、現在でもカルト的な人気を誇っている。
そのバトルガレッガが、昨年12月にプレイステーション4(以下、PS4)に移植され、僕の中でもバトルガレッガ熱が燃え上がった。そして、いろいろ調べているうちに、バトルガレッガの製作者は「ガンフロンティアのようなゲームを作りたくてバトルガレッガを作った」と公言している事を知った。
こうなると、どうしてもガンフロンティアを遊びたくなるのは人情というもの。しかし、古いゲームなので稼働しているゲームセンターはほとんど無いのが現状だ。バトルガレッガは、PS4へ移植された影響か、最近ではチラホラ見るが、ガンフロンティアはここ数年見た記憶がない。
それでもしつこく調べ、遊ぶ方法を見つける事に成功した。
再会もつかの間、早速プレイ。改めて画面を見てみると、色使いはやはり地味なのだが、ものすごく描き込まれている事に気付いた。何となく気になった理由というのは、このグラフィックのせいだったのだろうと改めて思う。
序盤は適当に弾を撃って敵を攻撃をしていたのだが、とにかく自機の動きが遅いと感じた。敵の弾は自機の動きよりも早く、時には動こうと思ったところに弾を撃ってくるので、見事に当たってしまう。
結局、一面のボスに到達したところでゲームオーバーになってしまった。
しかし、また遊んでみたくなる不思議な魅力がある。グラフィックだけではなく、ゲームそのものにも惹きつけられる要素がありそうだ。