先日、知人に連れられて、初めて「スナック」に行きました。
これまで、サブカル系のアニソンバー等にばかり行っていたので、いわゆる「普通」の飲み屋には本当に初めて足を踏み入れました。ついに僕も、大人の社交場にデビューを果たした事になります。
とは言っても、福岡随一の歓楽街「中洲」のような一等地ではなく場末のスナックだったのですが、オープンしてすでに30年経っており、言葉は変かもしれませんが、地域に密着しているお店なのだと思いました。中はカウンターとその後ろにはテーブル席があり、頑張れば20人くらいは入れそうな感じでした。
お店はママが一人で切り盛りしていましたが、お客の注文や話し相手など、対応も見事にこなしていました。常連客が多いので、お客同士が話している事も少なくなかったのですが、その隙をついて、足りないものを近くのコンビニに買いに行っていたのは見事でした。
気がつくといつの間にかいなくなっており、化粧室かな、と話をしていると、入り口のドアから普通に買い物袋を下げて帰ってくるのですから、間の取り方が絶妙です。まさに、長年の経験の賜物と言えそうです。
スナックと言えばカラオケは外せないわけですが、知人から言われた事があります。
「オタクと思われるから、アニソンは歌うな」
これには参りました。僕がカラオケで歌えるようになったのがアニソンなら、レパートリーの大部分もアニソンだからです。
悩んでいると、ママからもカラオケの催促が入りました。困りに困って選択したのが「銀河鉄道999(ゴダイゴ版)」でした。アニソンとは言え大ヒットした歌なので、知らない人はいないだろう、という考えでした。現に、「およげ!たいやきくん」を歌っている年配の方もいたので、その場はそれで乗り切りました。
しかし、スナックには今後も出入りする事になりそうなので、対策を講じなくてはなりません。思い付く限りの歌謡曲を、片っ端からリストアップしてみました。
それでも出てくる曲はアニメの歌が多く、「高橋由美子」のデビュー曲や「森口博子」のデビュー曲、はたまた「酒井法子」のデビュー曲などが出てきました。
それ以外では「必殺仕事人」のエンディング曲や「火曜サスペンス劇場」のエンディング曲など、子供の頃に見たテレビ番組の楽曲が出てきました。
なんだかんだ言って、結局50曲くらいリストアップ出来たのですが、中年にもなるとそれなりに出てくるものだと自分でも驚きました。
今回、歌を思い出すために自分の記憶を辿ったのですが、何だか懐かしい気分になりました。歌は、その時代の世相を映す鏡だという事を聞いた事がありますが、本当にそうだと思います。曲調や歌詞などにも色濃く出ており、とくに単語では「ポケベル」がその最たる例だと思います。
リストアップした歌は実際に歌ってみて、歌えそうな歌はそのまま僕の持ち歌にしようと思います。これによって、また新しいレパートリーが増えることになります。こうして歌は、時代を越えて歌い継がれていくのだろう、と改めて思いました。
次回、スナックに行った時には「サンダーバードのテーマ(フルコーラス)」でその場を盛り上げたいと思います。