3月28日、「博多座(中洲川端)」の近くにある「410Gallery」で開催された「Brilliance voL.1」に行ってきました。
これは、高校生クリエイター支援プロジェクトとして発足したもので、現役高校生自身が芸術活動で活躍の場を広げる事を目的としています。
今回はその第一弾として、「空間芸術TORAM」の協力を得て展示会が開催されました。開催期間は3月23日から28日だったので、本来であれば土日のいずれかで行きたいと考えていました。
しかしこの時は、ちょうど「くらて学園」が開催されていたので行く事ができず、有休を取って最終日に行く事にしました。
実はこのBrillianceは、くらて学園において公式カメラマンとしても活躍している方が大きく関わっており、その関係で声をかけてもらいました。
今回の展示会では4名の作品が展示されていましたが、それらは全て厳選なる選考を通過してきただけあって、高校生とは思えないほどハイレベルな作品でした。
作品は写真が2名、絵画が1名、そして彫刻が1名という構成でした。いずれも若い感性が爆発した感じで、ありきたりの作品はないと思いました。
その中でも目を引いたのは、築田新字さんの作品でした。展示されていたのは全て白黒写真だったのですが、実は展示会告知用のハガキにも彼女の写真が使われています。そしてそのハガキの写真には、カラー写真が使われています。それがわかると、同じものでもこんなに雰囲気が変わるものなのか、と驚かされます。
さらに、彼女は影をテーマにしている事から、具体的というよりは抽象的な感じの作品になっており、インスピレーション全開という印象を受けました。
また、今どきの展示会だと感じた事があります。それは、展示されている写真にはあえてタイトルを付けず、スマホでQRコードを読み取る事で詳細がわかるようになっている作品があった事です。展示方法にも工夫を凝らすところはすごいな、と素直に感じました。
Brillianceで代表も務める築田新字さんと話をする事が出来たのですが、今回の目標は無事に達成しており、すでに二回目の開催も考えているそうです。高校生が発起人となって開催する展示会としては国内初という事で、業界でも注目度が高く、ここから世界に羽ばたくクリエイターが誕生する日も近いのではないでしょうか。
これからは、さらに個人の感性が重要な時代がくると思います。僕も負けていられません。もうすでに大きく離されている気もしますが、彼女たちの作品に込めた熱意を感じたからには、人生の先輩として歩み続けたいと思います。
