くらて学園FAN 2017年3月 | ジョブスケの人生全力疾走

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 3月25、26日の2日間、「旧鞍手南中学校」において「くらて学園」が開催された。このイベントは、2015年4月に廃校になった鞍手南中学校をそのまま利用したイベント。メインとなるコスプレ撮影では、学校をまるごと使う事が出来るので、撮影スタジオではなかなか撮る事の出来ない写真を残す事が出来る。くらて学園には、そんな高いレベルのコスプレ写真を撮影したいと思ってるレイヤーとカメラマンが多数参加した。

 

『進化を続けるくらて学園』

 

今回のくらて学園では、一部の部屋がリニューアルされた。

 

 まず、鞍手南中学校の時代に保健室として使われてた部屋は、これまでもそのまま保健室として使われていた。そこを、更衣室&パウダールームとした。

 

 コスプレは、本格的になればなるほど、念入りにメイクをする人が多い。くらて学園が始まったばかりの時間帯では、カメラマンは休憩室で待機している事も少なくないが、長い時には1時間くらいかかる場合もある。自分が扮するキャラクターになりきるため、それだけの手間をかけているという事だ。

 

 そんな時、本格的なパウダールームがあれば、メイク作業は段違いに早くなる。また、細かいところまで手が届くようになるので、作品のクオリティも向上する事だろう。

 

 その関係で、保健室は隣の部屋に移設された。ベッドも用意されているので、撮影への影響は少ないのではないだろうか。

 

 今回一番変わったのは、4階にあった図書室だろう。本格的な改装工事を行った事から、これまでの雰囲気とは大きく変わった。本棚だったところを黒で塗った事で全体的に優雅な感じとなり、そこにシャンデリア風の照明、ソファー、そしてテーブルとイスが設置された。本棚が空だったのでまだ完全な状態ではないようであったが、今後、どんな使われ方をするのか非常に楽しみだ。

 

『くらて学園購買部』

 

 今回のくらて学園購買部は、比較的オーソドックスなラインナップであった。鞍手町では人気のあるパン屋「パンコッペ」のパンと、「野上養鶏場」で販売している「味宝卵(みほうらん)」を使用した「生プリン」が販売されていた。

 

 特にパンコッペは、くらて学園が開催される時には毎回おいしいパンを提供しているが、今回はいつもとは違ったパンを販売していた。変わらない定番商品もあるが、新しく販売されたパンに出会った時は、違う味を体験するチャンスだ。比較的入荷数が少ない事が多いので、見つけた時は早めに入手する事をお勧めする。

 

 

『くらて学園の日常』

 

 2日目となった26日。この日は開始前から多くの参加者があった。開始時間の10時の時点ですでに駐車場間は満車となり、スタッフは車の誘導対応に追われた。

 

 

 

 

また、女子更衣室の前には、順番を待つ女性レイヤーの行列が出来ていた。

 

 くらて学園に参加するコスプレイヤーの大半は女性である事から、更衣室もそれに対応出来るように、大きなスペースが確保されている。しかし、そのキャパシティを超えてしまうほど、短時間に参加者が集中してしまったようだ。受け付けでも、心苦しそうにその旨を伝えていた。

 

 また、この日は男性のコスプレイヤーも少なくなかった。男性参加者の場合、カメラマンである事がほとんどなので、荷物はカメラ機材が多い。だが、くらて学園で海外旅行にも行けそうな衣装ケースを持った男性はなかなか見ない。恐らく、合わせ撮影のために参加したのではないだろうか。

 

『くらて学園雑記帳』

 

 

 1日目の朝は、天気もあまり良くなかったので、もしかしたら参加者は少ないかもしれないと思いました。しかし、蓋を開けてみると天候も回復し、いつも通りのくらて学園という印象でした。

 

 そして迎えた2日目。正直言って驚きました。開始時刻である10時の時点で、駐車場が満車になったというのは、僕が知る限り始めてです。

 

 車の誘導をしているスタッフの方に声をかけたのですが、特別にイベントがあるというわけではなく、天気が良いからではないかと話していました。さらに、女子更衣室の前に行列が出来たのも初めて見る光景でした。

 

 男性のコスプレイヤーも居たので、もしかしたら大規模な「合わせ」があるのかもと思いましたが、実際に現場を見た限りでは、たまたま複数のグループの合わせが重なった、という感じでした。

 

そしてもうひとつ。

 

 2日目の特徴として、時間の経過とともにコスプレの種類が増えていた事が挙げられます。参加者は午前中の時点でかなり多く、4階の美術室が臨時更衣室になるほどだったので、それ以降も増え続けたという可能性は低いと思います。

 

 すると、同じレイヤーがコスプレ衣装を着替えた可能性が高いと考えました。人数が多く衣装チェンジもしていたとなると、更衣室はちょっとしたカオス状態になっていたのかもしれません。僕としては、校内を歩く度に違うコスプレに出会う事が出来たので楽しかったですが。

 

昔、こんな雰囲気を味わった事があると思いました。文化祭です。

 

 学校なのに学生ではない格好をしているのは、劇であったり模擬店であったり、まさに文化祭の感覚でした。思い思いの格好をした生徒が、校内を歩き回っている。それを見ているだけでも、何だか楽しい気分になりました。

 

 この無国籍感は秋葉原にも似たところがあり、僕はこの感じがたまらなく好きです。