冬がこないと芽はでないから | ジョブスケの人生全力疾走

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 昨年夏は非常に暑く、その時から冬は逆に寒いと言われていました。1月に入り、天気予報の「この冬1番の寒さ」という言葉を何度も聞くと、さすがに嫌になってくるくらい、最近は寒い日が続いています。出来れば外れて欲しい予想だったのですが、残念ながら当たってしまいました。

 

 僕は雪国生まれで、しかも生まれた時期も寒い時だったので、寒さには強いです。だからと言って、決して「寒くない」わけではなく、やはり寒いものは寒いです。寒さに強い分、暑さにはめっぽう弱いのですが、本音を言えば暑いのも寒いのも嫌いです。あえて言えば、まだ冬の方がマシ、といった感じです。

 

 その寒い冬に入り、佐賀県の鳥栖駅構内には、ある「書」が張り出されました。書といっても、紙に墨で文字を書いただけのものなのですが、鳥栖駅では定期的に内容を変えて貼り出しています。誰が書いているのかわからないのですが、平日は通勤で鳥栖駅を利用していることから、何気に見ています。そして、この冬の新作として貼り出されたのは、こんな作品でした。

 

「冬がこないと芽はでないから」

 

 最初は達筆過ぎて一文字目が読めなかったのですが、後ろに続く文章から類推し、やっと読むことが出来ました。それまでは存在に気付いてはいたものの、ちゃんと読めなかったので、気にも留めませんでした。しかし、読めるようになると、その言葉が心に響きました。

 

 クリエイターと呼ばれる「何かを創る」人たちは、ほとんどの場合、どこかで挫折に近い経験をしているのではないでしょうか。始めるキッカケは様々だと思いますが、その道を歩き続けるには、最初の思いだけでは無理だと思います。うまくいっている時には良いですが、何かの拍子に穴に入り込む事があると思います。いわゆる「スランプ」というやつです。何をやってもうまくいかず、もがき苦しむ時期です。この時は、ビックリするくらいあらゆる事がダメな場合が多い気がします。そして、多くの人にとって、ここが分岐点になるのではないでしょうか。

 

「続ける」のか「やめる」のか。

 

 やめる選択をすればここで終わりですが、続ける事を選択すれば、再びつらい時を迎える事になります。しかし、だからこそ、この時に人は多くの事を考え、学ぶのではないでしょうか。暗闇の中を手探りで歩くように、それでも前進をやめない姿勢を続ける事で、光が見えてくると思います。

 

 自分の力ではどうしようもない環境に置かれたとき、「じたばたせず、静かに自分の爪(技術や知識)を磨け」、という言葉を聞いた事があります。そして、必ず違う局面が訪れるので、その時に動けるようにしておけ、と。それこそまさに、「チャンスを掴めるかどうか」という事ではないでしょうか。冬という言葉は、その状況を形容するにはピッタリだと思います。

 

 しかし、それでも状況がなかなか好転しない時もあります。それは、まだ「来たるべき時」が来ていないのでしょう。そんな時はいっそのこと「休む(冬眠)する」という手もあります。春(時)が来れば、おのずと目は覚めるのですから、気持ちも一新し、同じカテゴリーで頑張るにしても違う道が見えるかもしれません。文章を書くのであれば、「小説家」を目指すのか「コラムニスト」を目指すのか、といった感じです。

 

 冬は「決断」するための「熟考」を促してくれるのかもしれません。そして、「冬がこないと芽はでないから」とは、絶対とは言いませんが「スランプを経験しないと、なかなか大きく成長出来ない」と言い換える事が出来るのかもしれません。