実は、「デイトナUSA」を初めて遊んだ時の印象は最悪だった。ゲームとしてはストックカーレースを題材にしているのだが、レースゲームなら多くの人が、アクセルをベタ踏みすると思う。本当の自動車の運転なら、もちろんそんな事をする人はいないと思うが、何故かゲームとなるとやってしまう。
それまでのレースゲームならそれでも良かったが、デイトナUSAは違っていた。まともに走らせる事すら出来なかった。クラッシュして初速から再スタートした時、アクセルをベタ踏みすると、その場でタイヤが空回りして全然進まなかったのだ。そのため、普通の車の運転のように、ジワジワ踏み込まなければならない。速度が足りないとやはり空回りしてしまい、スピードが上がらなかった。
さらには、コーナーが曲がりにくいと感じた。ドリフトさせれば良いのだが、そのやり方がわかならかった。だから、コーナーのたびに激突していた。激突してばかりのレースゲームなど面白いはずもなく、しばらく遊ぶ事はなかった。
どれくらい経過したかハッキリとは覚えていないがある時、ゲームセンターに立ち寄ったところ、デイトナUSAが稼働していた。その時ふと、ドリフトをさせるためには、速度がノッた状態からブレーキをかけて、タイヤが滑り出したところでアクセルを踏めば良いのではないか、と思い至った。
早速実践してみたところ、うまくドリフトする事が出来た。かなりムダの多いドリフトだったが、何とか走らせる事が出来た。この時選んだコースは中級だったが、初めて完走して6位になったので、今でもハッキリ覚えている。その後さらに練習を積んで、中級なら1位を取れるまでになった。
そして、さらに上級に挑戦してみたものの、全くダメだった。あまりにも難しかった。ドリフトは当然使わなければならないのだが、その加減が異常に難しく、ほとんどの場合やり過ぎでコースアウトしてしまった。いくら練習してもドリフトをうまく決める事が出来ず、結局、一度もクリア出来ずじまいだった。
当時、家庭用ゲーム機に移植はされたものの、特にグラフィック面でハードの大きな差があった事から、かなり厳しいものがあった。だが、今はゲーム機の性能も上がり、完全移植が出来るようになった。そこで今回は、「プレイステーション3」版をプレイしたいと思う。
「ARCADE」を選ぶと難易度設定画面が出てきたので、迷わず「VERY EASY」にする。走るコースは、やはり一番走りなれた中級を選ぶ。BGMは、オープニングデモでも流れるあの曲だ。ミッションはオートマチックを選ぶ。ここまで選んだらレーススタートだ。
最初のうちは、コントローラーの操作に不慣れでうまく走らせられなかったが、車の挙動を見ながら調整し、2週目にはトップに立った。そのまま独走を続けていたが、最終ラップとなる4週目を走りきる事が出来ず、ゴールとはならなかった。だが、もう少し練習すればゴール出来そうだ。久しぶりに遊んでみて改めて思うが、この走っているという爽快感は、デイトナUSAの醍醐味だと思う。
