現在はすでに無くなってしまったのだか、近所にソフト販売店があった。そこでは音楽のCDや、今では見ないビデオソフト(VHS)を販売していた。そして、何故か店の一番奥にはパソコンが置いてあり、そこにはパソコンゲームも販売していた。だが、田舎だったのでパソコンを置いているお店自体が非常に貴重な存在で、新しいゲームのデモを流してくれるありがたい存在だった。
本屋帰りに必ず立ち寄っていたのだが、ある時、置いてあるゲームを見ていたら、知っているような知らないような、変なソフトを見つけた。
「パロディウス」
最初は、グラディウスの人気にあやかりたいどこぞのメーカーが、パクリで作ったのかと思った。グラディウスは、横スクロールのシューティングゲームで、当時から名作の呼び声が高かった。タイトルからしてパロディであり、かなりふざけているので、余計にそう思ってしまった。だが、手に取ってきちんと確認してしてみると、紛れもなくグラディウスをリリースしたメーカーの名前が入っていた。これはすごいと思った。ネーミングセンスが抜群で、それだけで遊んでみたいと思ったが、問題があった。このゲームは「MSX」というパソコンのゲームだった。当時、ファミコンしか持っていなかったので、遊ぶ事は出来なかった。
時は流れ、僕がゲームセンターに出入りを始めたころ、朗報が入ってきた。「パロディウス」が、アーケードゲームに出るとの事だった。それまでは完全に忘れていたが、名前を聞いた途端に思い出した。だが、良く調べてみると「パロディウスだ!」であり、厳密には遊びたかったゲームではなかった。しかし、雰囲気はそのままのようだったので、リリースが待ち遠しかった。
そして、ついにゲームセンターに入荷し、遊べる時がやってきた。早速コインを投入したが、グラディウス自体がうまくないのに、パロディウスだ!がうまく出来るわけがない。ステージ2でゲームオーバーとなった。だが、ゲームセンターで遊んだグラディウスシリーズ(厳密には違うシリーズかもしれないが)では、このパロディウスだ!が一番プレイしており、思い入れもある。
人気もあったので多くの家庭用ゲーム機に移植されたが、今回は「プレイステーション(初代)」版をプレイしたいと思う。ゲームを起動し、早速設定を変える。難易度を一番易しい「1 EASIEST」、AUTOSHOTを「ON」、パワーアップカプセル取得時に発生するルーレットを「OFF」にする。これで準備は整った。
ゲームをスタートすると自機選択画面になり、ここでは「ビッグバイパー」を選んだ。出だしは、グラディウスらしい雑魚キャラ編隊が登場し、順調にパワーアップを重ねていく。BGMが変わると戦闘開始だ。
ステージ1はそれほど難しくないので順調に進み、ボスも危なげなく倒した。いい感じだ。ステージ2も順調に進んだが、最後の方で、画面一杯に出現するカーニバルに出てくるようなオネーサンの足に当たってしまい、ミスしてしまった。その後、何とかオネーサンを抜けてボスに到達したが、まだ動揺していたのか、ここでもミスしてしまった。ボロボロになりながら、何とかステージ3に突入する。ここは迷路のようなステージで、狭いところを進んでいくが、後ろから出てきた敵に出合頭ぶつかってしまい、あえなくゲームオーバーになってしまった。
本当に10年以上ぶりに遊んでみたが、この難易度なら、練習すればもう少し進めそうな気がした。やっぱり面白い。


