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今日の道典聖句をご紹介いたします
先天は相克の運
先天(*1)は相克(*2)の運である。
相克の道理が人間と万物を司り
天と地には戦乱の絶える間がなかった。
それ故、
天下には冤恨が溢れんばかりに満ちた。
今、この相克の運を締めくくらんがために
大きな厄難が一斉に起こり
人間世界が滅びるようになった。
相克の冤恨が爆発すれば
宇宙も崩れ落ちるのである。
「日本語道典」2編13章1~5節
↓注釈↓
*1)先天
129,600年を周期に循環する「宇宙1年」において、
前半期の春・夏は「先天」といい、後半期の秋・冬を「後天」という。
先天は、生長・陽(男性)中心・多様性・葛藤を特徴とする時代である。
*2)相克
相生と反対の概念である。
五行の原理において、相克は各要素が対立・排斥する関係にあり、木克土、土克水、水克火、火克金、金克木と作用する。
また宇宙1年においては、万物を生み育てる先天の秩序と力の原理である。
相克は人間の精神と文明を発展させる動力源であり、成熟の道に導く自然秩序の最も神秘な創造の理法である。
しかし、不均衡と不調和のために、葛藤と対立、恨みを生む原因になるのである。
少し前になりますが、
宇宙には宇宙一年という循環周期があることをお伝えしましたね
地球に四季があるように、宇宙にも四季・春夏秋冬が存在します。
では、その宇宙の季節の中で、今はどの季節に当たるんでしょうか
はい、宇宙の夏から秋に変わる「夏秋交易期」です
現在、日本に住む我々は夏真っ盛りですね!
草木は、上へ上へと伸びて成長していく時間帯です
そのように、「先天」の時間、宇宙の春・夏を過ぎてきた人類は
その過程で文明を発展させてきました。
人間の成長期に当たる思春期を迎えると、競争することでより自分を成長させていくことができますよね
相手に打ち克つという「相克」の運でもって、我々人類は成長・発展してきました。
しかし、その裏では戦争が絶え間なく起こってきたのもまた事実です。
現代に生きる我々も、世界中で戦争が起こっていることを目の当たりにしていますよね
昨日、ハマスの最高幹部がイスラエルの攻撃によって殺害されたというニュースが報道されました。
ここ2年間、世界中のあちこちで戦闘・爆撃のために犠牲になった人々、
罪のない人々が嘆き、悲しむ姿をメディアを通してよく見てきました。
そこに怒りや恨みが生まれ、さらなる悲劇を生み出しています。
「相克の冤恨が爆発すれば、宇宙も崩れ落ちる」
恐ろしいお言葉ですが、憎悪が憎悪を呼ぶ情景を
外側からでも見てきた私たちはその現実にまさに今直面している気がします。
私たちに成す術はないのか、先天から後天に進んでいくことはできないのか?
今日は、聖句の前半をご紹介しました。
後半は、宇宙の統治者であられる上帝様のお言葉が続きます。
また次回、ご紹介いたします
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
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