いつもつまらない事しか書いていないにも関わらず見て下さっておられる皆さん、ありがとうございます。
今日は市内も雪景色になり、嫌な季節が始まったなーと感じます。
年末の不要品処分を断捨離を兼ねて少しずつやっていますが、懐かしい物が出てきたので捨てる前にアップしてみます。
アマチュア無線に転向する前は27MHzで海外DXに熱かったのですが、その当時のネタです。
少しまともなアンテナが欲しくて、いろいろ検討したのですが今のように簡単に個人輸入出来なかったのとアンテナそのものよりも送料が高いので大きなアンテナは買えませんでした。(それでも日本では知られていない3/4λ垂直アンテナは買いました)
当時の国内でメジャーなアンテナメーカーのいろいろなカタログを見たのですが、海外に比べて偏波の選択は無くそれなりにゲインのあるアンテナは圧倒的に水平偏波・八木アンテナしか選択肢が無かったのを覚えています。
自分でメーカーを選択するよりも、お世話になっている当時の無線ショップが取引の多いメーカーを選んだ方が間違いないといろいろと相談してメーカーに見積りを出してもらいました。
当時のアンテナカタログの値段と仕様変更アンテナの見積りです。(30数年前当時の値段です。)
こちらが当時の発注見積り価格で、冬の着雪対策とアンテナ強度を上げた業務仕様で見積りをしてもらいました。
今は一般向けにも9エレの CL-109 が発売されていますが、通常仕様の耐風速35m/secでこの値段ぐらいすると思いますし、耐風速60m/secで作ってもらうと倍以上になると思います。
更に強度アップを求めるならブームを三角ラチスで作る事も対応してくれるとのことでしたが、着雪・積雪のリスクを考えるとおすすめは出来ないとの事でした。
もしブームを三角ラチスにするとこんな感じです。
21MHz 8エレ CL-15X の画像です。(今は廃盤扱いですが)
さすがに当時はアマチュア無線も開局していないのに、三角ラチスのアンテナを上げる度胸も無かったのと、値段が更にはるかに高くなるので三角ラチスのブームは諦めました(笑)
それでどのモデルで作ってもらった・買ったのか?というとコレでした(笑)
届いた時の感想は『一人で上げられるのか?』でした(笑)
と同時にSPでもアトランティック総ナメ出来るのではないか?と淡い期待を持ったのを今でも覚えています。
アマチュア無線をやっているDX'erにこのCL-109をスタックで使っている方が何人かおられたようです。月刊ファイブナインでも見た事があります(^^) ・・・凄すぎる
チラッとですが説明書の中身はこんな感じです。
このアンテナを自分で改良したのが、ブームステーで2点吊りでしたが4点吊りにして干渉しないデベグラスをダブルで使ってアンテナの垂れ下がりをゼロに近いようにしたのを覚えています。垂れ下がりが必要と言われましたが、垂れ下がり(たわみ)が無いのが当たり前だと思いましたし、本当に多素子の八木アンテナに「たわみ」が必要なら波長の短い144MHzや430MHzの10エレ以上の八木アンテナでも「たわみ」があるはずですが、「たわみ」なんか無いですよね?というのが27MHz育ちの私の持論で今もそう思っています。
使ってちょっと後悔したのが、仰角を変えられない事でした。コンパクトな5エレや6エレなら仰角ローテーターを付加することも出来たのですが、このアンテナを水平設置で上下に角度を補正出来る仰角ローテーターを使う事は不可能でした。
使わなくなったので欲しがっていた知人に譲ったのですが、エレメントを糸ノコでカットして正規のアマチュア無線 28MHz SSB専用で使っているようです。(^^)
無線では5エレ八木と言っているようで、周囲に手の内を明かさないでDXを楽しんでいるようです。
この9エレを移動運用で高い山の頂上や新潟の笹川流れの崖の上に組んで出た事がありますが、組むのもバラすのも時間がかかり過ぎるのでやめました。
もう一度買うか?と聞かれたら『もう買わない』です。(笑)
5エレ・6エレの小さいアンテナの方が簡単でコンパクトですし、移動運用でも使いやすいと思います。(^^)