がま磯 MARKⅡ GOLD の穂先を買いに行って来ました | 闇から舞い降りた無線通信士の日記

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自然や趣味に関したネタを書いてみようと思っています。無線関係・クロダイ釣り・オオクワガタ(休止中)・里山散策・・・など。30年以上誰にも教えていないネタなども気が向けば書いてみます。

 

長年使っていた寒クロ渚釣り用の竿 がま磯MARKⅡ GOLD 硬調 0号 8.0

 

30年間(冬に2~3回使う程度ですが)1度も折った・折れた事が無いです。でも代わりになるような竿は販売されていないし、オッチャンも高齢なので穂先を今のうちに買っておこうと仕事が終わってすぐに高速道路を飛ばして買いに行って来ました。

 

某エリアで元 『がまかつ ハイ.カーボンロッド 特約店』だったそうで(オッチャン曰く俺が一番売った。武勇伝(笑))20年前に釣具店を廃業し、以降当時のお客様・顔馴染みだけのみに限定して当時のがまかつのロッド修理専門だけで老後の楽しみを兼ねて限定営業している『一見さん絶対にお断り・俺の知らない人はココに二度と来るなと普通に怒鳴り散らす頑固一徹なオッちゃんの工房ですので詳細はすいませんが書けません。(笑)

 

でも昔の常連さんや顔馴染みの人にはものすごく親切かつ丁寧で、がまの竿・特に『がま磯』『がま石』『がま鮎』だったら大概は純正パーツがストックしてあるのでMARKⅡからのモデルなら折っても元通り完璧に直せます。残り少なくなったそうですが、番手もオッちゃんが言うヘタクソが折る#1、魚を掛けていなせず無理したりぶつけて折る#2,#3.#4までなら大概はストックしてあります。

 

また驚く事に『がま磯 MARKⅡ GOLD』特に売れたいくつかのモデルの新品が数十本マッサラで綺麗に保管してあります。それは当時オッちゃんの店で何度も買ってくれた常連さんに限り万が一新品がもう一回『欲しい』と言われた時に売れるように残してあるんだそうです。それは私も買えませんし、当時の常連さんだけへの販売用だそうです。

 

その常連さん、釣竿修理にわざわざ九州から飛行機で来る人もいるそうで、おっちゃんニコニコと笑顔で自慢します。(^^)

今の時代と違ってオッちゃんは自分のお客さん全てを今でもとても大事にされているんだなーとオッちゃんや工房に来る年配のお客さんを見ているととても良く解ります。

 

常連さんに言うお別れ最後の一言が『あと来るなよ』で『もう折るなよ』と言う意味を込めて言うようです。一般のお客さんだったら怒るはずです(笑) 

 

それで買って来た(譲って貰った)新品純正穂先がコレです。

価格は当時のまま5500円でした。

『持ち帰る時に折るといけないから』とアクリルパイプに入れてくれました。MARKⅡ GOLD 0号 の穂先も『硬調』『中硬』と各長さがあるのですが、全部のモデルのパーツが今でもあるのは凄いです。

 

ですが、『中調0号』の穂先は残念ながらありませんでした。

オッちゃんに『珍しい~どこで手に入れた?東日本や東北の人はほとんど持っていないはず。西日本や九州で買ったのか?』と珍しがられました。(当時絶対に他言しないとの条件で、がまの営業マンに紹介してもらった大阪の釣具店(15年前に閉店)で買いました。がまの竿では長年とてもお世話になりました。)

 

以前ココで譲って貰った初代チヌスペシャル53の純正穂先もあります。

折れないので全く使う機会がありません。

他のモデルの純正穂先と一緒にそのまま寝ています(笑)

6本継ぎモデルと5本継ぎモデルでは穂先の長さも当然違います。

 

 

誰だ?がま磯の穂先は折れやすいとウソを言いまくって拡散した人は?

昔も今の時代でも自分の取扱いが悪い・扱えない・技量が乏しい事が原因なのに、メーカーのせい・竿のせいにしている奴が非常に多過ぎると私は思います。釣具店の店主や店員さんに自分の身の丈わきまえずに頭ごなしに怒鳴りこむなんて言語道断です。

自分の技量をよく知ってもっと穂先の太い折れにくい竿を使った方がストレス無く釣りが楽しめると思いますが・・・

 

噂を鵜呑みにして予備の純正穂先を取ってストックしていますが、ぜんぜん折れないじゃないですか?鵜呑みにした自分はもっと馬鹿でした(笑)

最近時々行く釣具店さんで聞いた話ですが、『スーパートップ』『スーパートップⅡ』と穂先が折れないように改良された穂先でさえ折る人がいるらしい。私は使った事が無いですし昔のタイプで十分過ぎるほど事足りていますので昔の物で十分です。

 

冬の波の華が飛んで来る極寒の磯で、竿を仕舞う時に手がかじかみ感覚が無くなって穂先に無理な力が加わる事がまれにありますが、それでも折れた事は無いので0.8mmの穂先は丈夫だと思います。

 

でも万が一折ってしまう事があると純正パーツの供給が終了してしまっていると直せないので念のため持っています。

 

私が一番最初に使ったがまの竿は がま磯MARKⅡ GOLD 硬調 0号54 でした。ずいぶん柔らかいな~ 大丈夫なのか? と思ったのと、クロダイを掛けた時にクロダイがあまり抵抗しない・すんなり浮いたのを今でも覚えています。最近の竿のようにシャキッとした感触は無いですが、まだ十分に楽しく釣りが出来ます。

 

今では『ずいぶん昔の古い竿ですねー。昔の竿でクロダイ釣れるんですか?』と知らないコスプレ釣り師に馬鹿にされたひと声を掛けられる事がよくあります。(笑)

暫くして私が2~3枚ほど掛けるとたいがい近寄って来なくなります。

『あらっ?さっき人をナメた元気はどこに行った??』

1時間ほど釣りをしてクロダイを全て丁寧に海に還して帰る時に『高そうな新しい良い竿使っているんだから10枚位は楽勝で釣れたんでしょうねー』とご挨拶して帰ります。たいがい返事は帰って来ません(笑) 

 

ちなみに今はかなり少なくなりましたが昔からの庄内流儀・根っからの庄内クロダイ師に

『釣れましたか?』は絶対に言ってはいけませんし、相手を馬鹿にしている一言になります。

 

もし声を掛けるなら『釣りましたか?』『上げましたか?』と声を掛けて下さい。

 

釣れた・・・勝手にクロダイが掛かった・的確なアタリを拾えずクロダイにハリを飲まれて引っ掛かったので釣れてしまった・向こう合わせは『釣った』のでは無く『勝手に釣れてしまった』事を表します。

『あなたでも釣れるんですねー?』と相手を馬鹿にするような隠れた意味もあります。

 

釣った・・・ハリのチモトが口の外に完全に出ていて、口先・カンヌキ等にシッカリ掛かった状態で上げる事がアタリをシッカリと竿とラインでとらえて判断し『自分で釣った』という事になる。年配の人達は『勝った』『負けた』で表現する人も昔はいました(^^)

 

なんかいろいろ思い出してしまいました(^^)(笑)

 

団塊の世代・その一回り・二回り上の世代の人達にとてもお世話になって今に繋がっている庄内流儀のクロダイ釣り。

海で時々ですが、先に旅立ってしまったお師匠さんやその釣り仲間の人達を思い出す事があります。(^^)