敗北という言葉の意味 | はるパパの【テトラの陰からこんにちは!】

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釣りに関するお話がほとんどです。

初心者に毛が生えた程度なんで、見当違いの発言をするかもしれません。

ご勘弁を…。

今週は半ばから嫁が所用の為、娘っ子をつれて里帰り。迎えは日曜の夕方でO.K.ということなので………土曜に外房入りすれば、丸一日釣りが出来る!気合い入れて仕事を終わらせ、車を走らせる。

アクアラインを渡る頃、雨が降りだす……まぁまぁ、予報通り、想定内だ。

18時頃、外房着。川津、勝浦と回るが魚の気配無し、アングラーも無し。

さてどうしよう?と思い、前日から外房入りされている筈の海猿さん、源さんに様子を伺うとHG付近で撃っているらしい。

速攻で向かってみると……難破船の甲板上のような状況下、雨、風は苦にせずフィネスなアジングを展開中。

0.4g!この状況下では自分には全くコントロール出来ない、0.6gで何度かバイトらしきものを感じるのみ……目の前で海猿さんが会心の一匹を掛ける!

結局、一時間程で魔王・大魔王と別れを告げ、夜のHGへ。

別れ際、「相当渋いよ、五匹釣れれば大勝利なんじゃ……」と言われ、その時は(五匹ならいけるんじゃ……)と思っていた。頭の中で、故ガルマ・ザビの「勝利の栄光を君に!」という声が鳴り響いていた。



甘かった!


大甘だった、蟻がたかってきそうな位に。

夜のHGのスロープ、テトラ、常夜灯周りには鰺の気配無し。北上して川津のガランとした駐車場に車を停め、白灯、テトラ、スロープ、港の中をほじくり返すように叩いたが、反応無し。

ロッド一本とバッカンのみ持って、隣の港も覗いたがダメ。

車に戻ってさらに北の港も行ったが、事故的にも釣れてくれない。雨は降り続いている為、スパイクの中と袖口がぐしょ濡れになり、AM1:00頃、HGに戻り仮眠。

HGから始めた朝マズメ、いつもはあんなに混んでるのに、今日は餌師1人、アジンガー1人……そのアジンガー1人はやっぱりダイスケさん、やっぱり現れたな!

しかしあまり言葉を交わす間も無く、これはダメだと見切りをつけ移動。南へ。

さらに南へ。

もっと南へ。

鰺、いないっす(・∀・)

いや、自分に釣れる鰺は皆無でした。

途中、雨が強くなり車内待機も数回……グローブが濡れてグジョグジョなのがどうしても我慢出来ずアタックに買いに行ったり……繰り返される週末の天候不順について天に呪詛を呟いてみたり………。

午後15時、雨があがったと思ったらかなりの暴風に。単体が使える状況では無く、これを予測して持ち込んだ「おゆまる君」4gで勝負するが、全く、全く反応無し。

夕マズメ、HGに戻るが、風は収まらず、海も荒れ、テトラには乗れない……港内常夜灯下に陣取るも、鰺からの応答無し……。

勝浦~鴨川の範囲で、自分が知ってるポイントはほぼ行き尽くしたが、18:00、納竿。

釣果ゼロ。

まるっきり、かすりもしない。完全なる敗北。雨で濡れた後の強風で身体の芯まで凍え、苦行、荒行を終える。

仮眠と休憩をとりながらほぼ丸一日、やり尽くした。

残ったのは「経験」のみ。

「経験」はこの先に生かす事が出来なければ、なんの意味も持たない。

この週末、外房において自分は完膚なきまでの「敗北」を経験した。

いやホント、自分が好きでやっておいて言うのも何なんですが、キツかったです。「泣きが入る」とはこんな感じか!と思い知りました。


そして、嫁の実家で風呂に入れてもらい、「生き返る」というのも心の底から実感しました。

週末、こんな時、どうしたらいいんだろう?

何はともあれ、来週こそは切に願う、「勝利の栄光を俺に!」



いや、「経験」だけじゃ無い、「安物のグローブ」がずいぶん増えた……。