午後の部。
二時間弱、外出許可がとれたので、今回も時間をかけずに行ける南房にてアジング調査。
まずは鴨川でもかなり南のT港。
堤防の先にテトラ帯があるので、そこまで行きたいが、グルッと回りこまないとたどり着けない。今回は調査がメインなので、歩きますか。
ここは潮通しは相当良さそう!
先端部には石物師が一名。
だけど、うーん、思ったよりテトラ帯がなだらかに広く積まれていて、足下から水深のある所が無い。何投かキャストしてみたが、手前でどうしても根掛かってしまう。魚からの反応も無く、30分程で撤収。
満潮時前後にもう一度来てみたい。
続いて前回、巨大?チヌと激闘を交わしたカーブミラー下の現場へ。
今日は前回よりもかなり潮が低く、これから上げ始めなので水深が無い。やはり藻場だらけなので、暫く目で見てスリットの間をひいてくる感じ。
足下もかなり藻が生えている。
前方沖側にもテトラ帯があり、あっちの方が遥かに水深があるのだが、残念ながら北島康介ばりに泳がないと行けない。
ここで、海猿キャロ登場!
調子にのってかっ飛ばすが、まだ夕マヅメという感じではなく、魚が回ってきていないのか、反応無し…。
暫く沈黙が続くが、時間も無いし、朝釣った鰺は天麩羅になるとの事なので、少しでもネタを追加したいのだが…。
すると、
ショゴ?
暫くしてやっと
豆だが、なんだろう?朝マヅメの時よりも数段嬉しい。旧友に偶然、異国で再会したかのような嬉しさ。ここにもいたか、鰺君。
ポツポツ釣れるんだが、兎に角藻に引っ掛かってしまい、明らかに魚が掛かってから藻に引っ掛かけてバラしたりもあり、イライラしながらも制限時間は近づく。あと一匹…あと一投…だんだん夕マヅメの雰囲気になってきたから、もう少しだけ…と、根掛かりしたので軽く煽って外そうとすると…
やってしまった…。
あれほど気をつけていたのに、
取説にも繊細な旨書いてあったのに、
やっと見つけた竿なのに、
今まで竿を折った事なんて無かったのに、
折れた…以前、嫁にお気に入りの磯竿を踏んづけられ、折れた時は全然平気だったのに、いざ己のミスだとこんなにも悲しいものなのか?
釣り場に自分1人だったので、泣いてしまうところだった。
免責期間内なのがせめてもの救いか…。
時間にして40分位で釣果は
バラシングも同じ位。気の焦りも原因か?
でもこのポイントは、マヅメ時に潮が良いときならかなり期待出来るのが分かった、調査員としては満足だ。
しかし、
あの、
「パキュッ!!」
という竿が折れた音が耳について、今夜は眠れそうにない。
了