ぽにょ。 -10ページ目

Tに逢いに

T母が
「どうしても
試合が見に行きたいから
この日に旅立ったのかな。
みんなに
会いたいから
参列できるように
日程をイタズラしたのかな。」

「残された私(T母)に
まだまだ野球部を
応援するという仕事を
残してくれた。
泣いてる暇を与えないように。」

そんな話をしてくれた。

Tは笑うように
穏やかに自宅で眠っていた。

心配させないように
ほっぺは
ふっくらさせたまま。

どこまで優しい子なんだろう。
なんでこんなに
思いやりのある子が
こんなに早く旅立つのか。

T母が
Tと過ごした数ヶ月で
旅立つ事を少しずつ少しずつ
実感し始め
受け入れるまで
頑張ってくれたT。

もう一度会えるなら
どんな事をしても会いたい、と
小さな言葉を口にしたけど、

T母は笑顔で、
Tが心配しないように
ずっと笑顔で
Tの話をたくさんしてくれた。