有名アセンション提唱者・中丸薫への不信感 | メシアのモノローグ~集え!ワールド・ルネッサンスの光の使徒たち~

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          メシアのモノローグ~アセンションはここからはじまる~
                 中丸薫

 

 

 中丸薫という人物をご存知だろうか?テレビなどにはほとんど出ることはないが、中丸薫という人の本を近所の書店で頻繁に見かけると思う。

 

 
 そう。2012年アセンション問題に関する本を次々と出しまくっているあの人物である。 

 

 
 この中丸薫という人はとにかくものすごい人らしく、明治天皇の孫で、コロンビア大学卒の国際政治評論家で、ニューズウィーク誌から“世界No.1インタヴュアー”に選ばれ、ABIから“21世紀の偉大な思想家”に選ばれたという。そしてある時期からアセンションを提唱するようになり、もはや女性アセンション提唱者としては最も有名な人物といっも過言ではないだろう。  

 

  
 そんな中丸薫は著作や雑誌の中でことあるごとに『アセンションとは新しい文明の夜明けです』『2012年12月22日に地球と人類は3次元から5次元に次元上昇します』といったことをいい続けており、そんな彼女のことを2、3年くらい前までは『新世界創造の際、世界天皇の私のブレーンのひとりとして活躍してくれる人なんだろうなぁ』と思ったものである。

 

 
 しかし最近、中丸薫に対して不信感を抱くようになったのだ。

 

 
 前述したように中丸薫はアセンション本を次から次へと出しまくっており、先日も中丸薫の最新作を本屋で立ち読みした。

 

 
 が━━各章を2、3ページずつ読んであとを投げた。これはほかの著作にもいえることなのだが、内容がないからである。

 

 
 中丸薫は宇宙人、地底人、竜神、天上界のマスターなどとコンタクトをとっているらしいので、メシアのこの私でさえ知らないような情報を書いてくれているものと期待しているのだが、毎回毎回似たような内容な上に具体性がまったくなく、結局のところアセンションというのはどういうものなのか?アセンションによって世界と人類はどう変わっていくのか?答えがいつになっても見えてこないのだ。

 

 
 そんな中丸薫は太陽の会という団体を主宰している。その太陽の会が目指すものとは次の7つだという。

 

 
 ①ひとりひとりが日々幸せと安らぎに満たされること。

 
 ②次世代へ快適で美しい地球環境を継承していくこと。

 
 ③世界平和のコンセプトを━━

 

 
 3つくらいで終わりにしようと思う。いいことをいっているようだが、似たようなスローガンを掲げているインチキ宗教などゴミのように存在する。

 

 
 また、中丸薫はこうもいう。

 

 
 「太陽の会は社会的身分、職業、年齢などは一切問いません。この会で出会い、学び、情報交換を通してみずからの心を磨き、主体的に調和ある社会・時代を目指し、研修会などを通して活動しています」

 

 
 ━━とてもすばらしいことをいっているようだが、この太陽の会にはただでは参加できないらしく、年に2万円ほどの会費を払わなければならないという。

 

 
 世界には2万円など逆立ちしても払えない人は何億人といる。世界平和を目指している団体がなぜ会員から2万円を取るのだ……?

 

 
 また、中丸薫はこうもいう。

 

 
 「ひとりひとりが太陽のような調和のとれた“まろやかな心”を持って、ともに世界平和達成に向けて立ち上がってほしい、との願いを込めて太陽の会を設立しました。世界平和は一国の元首や大統領によってつくられるものではありません。地球上に住む私たちひとりひとりの心に平和への願いが宿ったときに、はじめて具現化されるものなのです」

 

 
 ━━あながちまちがいではないが、それでもやはり人類の先頭に立って、中心に君臨して導いていく指導者は必要だと思う。中丸薫はそうした人物について言及はしていない。

 

 
 これは中丸薫の本やその他の発言全般にいえることなのだが、彼女は救世主の出現についてはまったく触れないのだ。これがメシアの私が中丸薫に不信感を抱く最大の要因である。

 

 
 中丸薫は宇宙人や地底人とコンタクトをとっていて、アセンションをすべて知りつくしたかのような発言をしている人なので、てっきりメシアの私のことも宇宙人や地底人たちから詳しく教えられているものと思っていたのだ。

 

 
 しかし、中丸薫のどの発言からも、そうした雰囲気は感じられない……。

 

 
 これらの理由から結論を出すと、中丸薫の活動というのはアセンションブームに便乗した金儲けだと思われる。

 

 
 「しかし、中丸薫は2012年12月22日にアセンションが起きると堂々と断言し続けている。これでなにも起きなかったら大恥をかくだけだ。つまり中丸薫はアセンションの真実を知っており、100%起きることを確信しているからアセンションが起きると断言しているのではないのか?だから中丸薫が詐欺師という見方はおかしいと思う」

 

 
 ……といった声が聞こえてきそうだが、たとえ2012年12月22日になにも起きなくても、2013年になにも起きなくても、2014年になっても2015年になってもなにも起きなくても、中丸薫は大恥をかかないで済む方法をちゃんと用意しているのだ。中丸薫はこういう。

 

 
 「2013年から一夜にして急に、世の中が変わるわけではありません」

 

 
 つまり、2013年になっても世界になにも起きなかったとしても━━

 

 
 『アセンションは突然起きるものではありません』だと

 

 
 『アセンションはこれから徐々に起きていくものです』だとか

 

 
 『アセンションは目に見えるものではありません。すでに起きはじめています』だとか

 

 
 『私の主宰する太陽の会に入らなければ真のアセンションは理解できません』だとか、いくらでもいい逃れが可能なのだ。

 

 
 しかし中丸先生には悪いが、もしも全世界全人類が私を世界天皇とし、私に哲人政治を一任してくれさえすれば、まったく新しい文明による人類史を一夜のうちに到来させることはできなくはない……。

 

 
 ━━(自称)明治天皇の孫で、コロンビア大学卒の国際政治評論家で、世界のトップと面識があり、21世紀の偉大な思想家にも選ばれた中丸薫と、タクシードライバーの息子で、小卒で、人脈も名声もなにひとつない私とでは言動の影響力に神と虫けらほどの差がある。よって私がいくらいっても中丸薫信者はこれからも増え続けていくと思われる。

 

 
 てっきり世界天皇の私のブレーンになってくれる逸材だと思っていた中丸薫だったのだが、まさか彼女が私の敵のひとりとして立ちはだかることになるとは思っていなかった……。
 

 

 

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