エイズなどとともに世界の死因のトップクラスに君臨する交通事故死。犠牲者は年間120万人といわれ、怪我や障害を負う人は1000万人にものぼるといわれる。
世界の車の60%が先進国を走っているので、発展途上国より先進国のほうが交通事故の数が多いと思われるかもしれないがまったくの逆。先進国の交通事故数は年々減り続け、今や世界の交通事故の70%が発展途上国で起きているのだ。
これはどういうことかというと、先進国は豊かなので車の技術が格段に高いからだ。さらに車検制度も整い道路も整備されている。
一方、貧しい発展途上国は車の技術が低く道路整備も不十分、ついには免許がないドライバーまで存在し、挙句の果てに事故が起きても救急車がくるとは限らない地域まであるのだ。
そんな発展途上国の交通事故による損害額は毎年10億円以上といわれる。これは開発援助のためにもらっている金額の倍の金額らしい。これでは発展途上国はいつまでたっても豊かになることはできず、交通事故による犠牲者もますます増え続ける一方である。
そこで私の考案した━━
≪世界中のすべての貧困・失業者・経済的不公平を一夜のうちに消滅させる新世界観≫
━━これを全世界に確立するのである。それによって発展途上国の車の技術を飛躍的に高め、道路整備も医療設備も万全のものにし、交通事故件数を年々減少させていくのである。