おかげさまで先日公開した記事≪サッカーワールドカップ日本代表23戦士決定 ところで、平山相太は出ないの……?≫ が≪平山相太 ワールドカップ≫というキーワードで見事グーグル検索結果第1位に輝くこととなった。嬉しい限りである。
ところで、その記事の中で私は『“とある複雑な事情”からサッカーに関心がなくなった』と書いた。
アメブロをはじめたのがおおとしの11月。それからややたってグルッぽというものがはじまり、私はさっそくサッカー関連のグルッぽに参加をしたものだった。
しかし、である。それからしばらくたって、サッカーというものにまったく関心がなくなっていったのだ。理由はサッカーの試合をディープに楽しめないためだ。
キックの種類、パスの種類、フェイントの種類、戦術の種類などはだいたいわかっている。試合を見ているときも『あ、これがあの戦術だな』と理解することができる。しかし、あくまでそれまでなのだ。どれだけ努力してもそれから先のレベルに行けないのである。
日本テレビの某アナウンサーがとあるサッカーの試合中このようなことをいっていた。『1000チームあれば1000通りのサッカーがある』と。たしかになんとなくわかる。しかし、どのリーグの、どのチームの、どの試合を見ても、すべて同じような試合に見えてしまい、“1000通りのサッカー”というものを理解できないのだ。
もちろん、サッカー本というサッカー本を片っ端から読みあさって勉強を重ねた。テレビのサッカー情報番組も欠かさず見て、解説者たちの言葉をすべて耳にし続けていった。が、それでも先に進めないのだ。
たとえばフォーメーション。それぞれのチームがまったくちがうフォーメーションを使って戦っていたとしても、私にはそのちがいがまったくわからず、同じフォーメーションのチームが戦っているようにしか映らないのだ。さらにサッカー本にはフォーメーションそれぞれの長所短所が詳しく説明されているが、試合を見ただけではフォーメーションの長所短所はさっぱり微塵もわからない。
ディフェンスにしてもそうで、いろいろな種類のディフェンス戦術が存在するが、いつ、どこで、なんのディフェンス戦術を使ったのかよくわからないのである。これではサッカーをディープに楽しむことは不可能としかいいようがない……。
おつむの弱いサッカーファンの方たちは、きっと選手たちの走って飛んでボールを蹴る姿に魅了されてサッカーを見ているのだろう。しかし頭がよく生まれてしまった私は、そんな要素だけではサッカーを楽しむことができないのである。
この迷宮から抜け出られる日は訪れるのだろうか……。