前回:Ⅱ-(67)  

「研修初日の最後に」



ディズニーユニバーシティ・リーダー育成研修(以下、リーダー研修)の初日は、2年前に入社した時の研修内容が多いものでした。もちろん、アレンジしてあり、より深い内容になっていましたが。

ここで思うのは、誰もが入社当時、その会社に対して「夢」をいだき、「やってやるぞ」という気持をもっています。しかし、実際勤続3年目ぐらいになると仕事にもなれ、マンネリ化し、社会の厳しさを知って自分の限界を感じる人が多くなります。最初の「夢」が薄れていくのは寂しいですよね。「やりがい」や「働きがい」が希薄になり、モラール(意欲)を低下させたスタッフに高い成果を望むのも難しいでしょう。これは本人だけでなく、組織にとっても不幸です。

ここで私の教育の考え方のひとつを申しあげます。

入社研修をじっくりやることもいいですし、その後、1年間ぐらいまではフォローアップ研修を実施するのものいいと思います。もう一歩先を見て、入社3年目に今回のリーダー研修のように入社研修で行った組織の目指すゴールや創業者の思い、そして「自分の入社した時の思い」を思い出す研修を行ってはいかがでしょうか。

業務の技術を高めることも重要ですが、高めようという気持がなければ、習得促進は図れません。オリエンタルランド在籍時、実際に「リ・オリエンテーション研修」という入社3年目以上の社員が受講する研修を開催し、受講者から好評でした。

ただの懐かしい研修にならないため、それなりの工夫と配慮が必要ですが、「入社時マインド復活研修(仮称)」を計画してはいかがでしょうか。

務める中で「3日、3カ月、3年」は重要な数字だと思います。その点私は、入社3年目でリーダーに選ばれ、この研修に参加できたことはラッキーだったかもしれません。

ディズニーユニバーシティ・リーダー育成研修初日を受けて、“今”思う感想です。

To be continue

【次回予定 ディズニー大学との出会いⅡ-69)「リーダー研修2日目始まる」】









ディズニー教育のキャリアを活かす!

~6月23日 新ビジネスマナー研修参加者募集(トレーナーテキスト進呈)~







~6月29日・30日 2日間 テーマパークフィールド体験研修参加者募集~







~7月28日 プレゼンテーション向上研修参加者募集~







≪働きがいを創造するJSP≫



































前回:Ⅱ-(64)  

「読者はキャストになれるか?(みだしなみ男性編)」



ディズニーの身だしなみのルールでも“第一印象”を大切を強調しています。

心理学上、視覚で情報をまず得ますから身だしなみを重視するわけです。

そしてその印象を人は強化する傾向があることがわかっています。

・スーツの肩にフケが付いている⇒不潔

・頭髪に寝癖がある⇒だらしない

・紫のスーツを着ている⇒それ系の店で働いているのか

・ダークカラーのスーツと黒の皮靴に白い靴下⇒センスがない

まだまだたくさんありますが、これではビジネスチャンスを失いますよね。

業界により変わりますが、少なくとも相手に不快を持たれない身だしなみを心がけたいですね。

さて、私の考える男性のスタンダードは次のとおりです。


・ヘアスタイル:バック、サイドともに不自然に長くない。不自然な染髪をしていない(JHCA(日本エアカラー協会)の基準で茶色であれば、“レベル6”くらいまでですかね)

・服装:いろいろ考え方はありますが私は次の3つを原則にしています。

    ①オーセンティック(正統性がある)

    ②ベーシック(基本を守っている)

    ③クラッシック(古典的である)

スーツは、英国調・欧州調・アメリカン調・イタリアン調であっても「紺」が基本だと思っています。実際紺は、興奮性がなく、鎮静効果があると言われています。ビジネスに最も向いている色だと考えています。

特に気をつけたいのが、シャツとネクタイです。アメリカ色彩学会によるとビジネス時、相手の85%はVゾーンを観るという結果が出ています。

「白」を基本色にスーツに合せて、襟のバリエーションを変えたいですね。

ネクタイは、柄に注意しましょう。無地が基本ですが、ワンポイントが入った「アンダーノット」、「ストライプ」、英国連隊旗をモチーフにした「レジメンタル」といくつかのカラーの組み合わせがあるといいと思います。

週末のちょっとしたオシャレとして、ブレザーやクレリックシャツ、幾何学柄のネクタイ等を揃えてはどうでしょうか。

靴下は、スーツと靴をつなぐ連結機です。白は×。黒やダークな紺・茶であればOKです。また、基本は無地ですが、軽いワンポイント柄であればOKです。

若い方も、将来への投資として、多少値段は張っても、上物を購入し、着こなしをしてはどうでしょうか。株が上がりますよ!

To be continue

【次回 ディズニー大学との出会い-66)「身だしなみチェック」





ディズニー教育のキャリアを活かす!

~6月23日 新ビジネスマナー研修参加者募集(トレーナーテキスト進呈)~




~6月29日・30日 2日間 テーマパークフィールド体験研修参加者募集~




~7月28日 プレゼンテーション向上研修参加者募集~





≪働きがいを創造するJSP≫













前回:Ⅱ-(61)  

「いくらかかってもかまわない!」



45回目からオリエンタルランドの歴史を紐解いてきました。

大変長かったのですが、午後16㎜フィルムを鑑賞したり、説明があったりした内容です。

恥ずかしい話、高橋社長のことを知らなかったので、オリエンタルランドにもそんな豪傑がいたのかとうれしい気持ちになったことを覚えています。

いつかお会いしてお話しできればいいなとも思いましたし、まず雲の上の存在で無理だなとも思いましたが。

7年後新規施設のプレゼンテーションで直接お会いし、お話ができる幸運に恵まれました)

私が共感したことが、3つあります。

①酒がめっぽう強いこと(自分も酒が好きなもので)

②漁業交渉の際、漁師と裸の付き合い(男ですよね)

③ディズニーとの最終合意(大きな圧力にも負けない信念が凄い)

私はもちろん、“そういう人物は私の周りにいないよな~”と思うと寂しくもあります。どちらかというと「表と裏の顔が違う人」、「物欲が強い人」の方が多いような気がします。

だからこそ、清新な感じを常に高橋政知さんに感じるのかもしれません。

常に自信を持って、人とつながりながら、何が新しいものを創る、そんな人生を送りたいものです。

To be continue

【次回 ディズニー大学との出会い-63)「校則より厳しいディズニールック」




ディズニー教育のキャリアを活かす!

~新ビジネスマナー研修参加者募集(トレーナーテキスト進呈)~





~テーマパークフィールド体験研修参加者募集~





≪働きがいを創造するJSP≫