23歳 女性 夜のお仕事
1年程前に、整形外科で椎間板ヘルニアと診断され、治療はしているものの、いっこうに回復の兆しが見えず・・・・見かねた友人の勧めで昨年の今頃来院。しかし、整体やカイロでは、全然効かなかったり、セクハラにもあったりで、かなりの不信感を持っている。症状としては、腰から下肢にかけて、かなり酷い痺れを感じる。立っていても、座っていてもとにかく痛い、そして重い。寝る事もままならない++++
最初の治療は、何処を触っても痛いっ!痛い!と騒ぐ様な状況だったけど、マッサージやTecarを併用して、ゆっくりと筋肉をほぐし、骨格を矯正。腰痛い!って言ってるのに、10センチ近くもありそうなピンヒール。めっちゃ身体が冷えそうな感じのミニスカート・・・・職業柄、年齢的にも仕方ないのかもしれないし、個人的にはそんな露出の多い服は大歓迎だけど、それじゃなかなか治療効果は望めないよなぁ~~。ただ、あれも駄目これも駄目って言った所で、若い女の子の心に響く訳ないし、僕の言う事聞く訳ないので、妥協点を見つけながら、最悪そういうファッションをしなければならないなら、これだけは守る様に!!!みたいな形で週1回くらいの施術を続けていく事に・・・・・・
3ヶ月くらいたった頃には腰の痛みはほとんど消えた。
彼女の状態が良くなった1番の要因は、派手な見た目からは想像しがたいが素直だった事。何度目かの治療で効果を感じる事ができた後は、僕の言う事に素直に耳を傾ける様になった。 そして半年近くたった頃には、ジムに入会。運動なんてほとんどする事もなかった彼女が、1年近くたった今では、アスリートかってくらいの勢いで週に4回はジムに通う生活・・・・ホストタイプのいまどきの男子が好きだったのに、自分が運動する様になった今では、どうしてもマッチョな男に目がいくらしい(^^)男の趣味まで変わってきたぞ!!
仕事は夜から、明け方まで。朝、帰宅して昼間寝る生活。昼夜逆転した生活は、いくら昼間睡眠を取ったとしても、自律神経のバランスは崩れる。身体にかかるリスクは当然高い。でもだからって、仕事辞めでもしない限りは生活の時間帯は変わらないし、酒を飲むのも仕方ない。仕方ない事を差し引いたうえで何はできるのか。何をしなければならないのか・・・・・・以前はネガティブな考えが多かったけど、身体の痛みがなくなった分、前向きな考え方が出来る様になったと自信持って言う様になった。
若い時期にこれだけ痛い思いをした事は決して無駄ではなかったかもしれない。これだけ習慣になった運動はやめそうもない。高いヒールも少し低くなったし、ヒールの無い靴を履く日もできた。どうしたら痛くなるのか、 また痛くなってしまったとしても、どう対処したらいいのかっていうのが、自分の経験として分かっているから、この先30歳になっても、40歳になっても充分対応出来るはず・・・・
いろんな職業の人、いろんな年齢の人を治療しているけど、ここまで変化してくれると、治療してるこっちも面白い。慣れというのは怖いもんで、一般的に考えたら、充分派手な彼女の金髪もネイルも、なんか最近は随分、地味になってきた様な気がしないでもない・・・・・現在はヘルニアの症状を感じる事はほとんどない。昼夜逆転した生活自体は変わらないので、ジム通いと、定期的なメンテナンスで、いいコンディションが保てている。