先月の話であるが、某工業高校(定時制)の見学をさせていただいた。
訪れた工業高校は私のイメージとは全く違い、全館空調も整っており、
校舎も最新の工法で建てられていて、まるで最新の病院か老人モーム
と間違えるようなスペースで驚いた
さぞかし最新の設備を揃えているのかと思えば・・・
これまたびっくり 約30年前の旋盤やらフライス盤、ボール盤が
並んでいるではないか。しかもかなりの数。
どこか違う場所にCADやらMCやらがあるのかもしれないが、
フライスや旋盤をバリバリ使用している中小零細企業がどれだけあるのか?
基礎は基礎でOKだが、今もしくはこれから、我々中小零細企業の製造業が
求めている人材は、道具は便利だが危険であると言う安全知識とその使用方法、
そして現在主流になっている技術の基礎が分かっている人達である。
良く学校で教えてもらうことは、社会で役に立つのと思うことがある。
学者になるんじゃないんだから、物理や化学ってと思った時期もある。
しかし、特に工業高校のような専門分野の学校はもっと時流に合わせた
実践授業が必要であると正直思った。
そこで我々が出来ることがないか真剣に考えてみたい。
定時制と言うこともあるが、ものづくりの授業を受けている生徒も
めちゃくちゃ少ない砂型鋳造の授業で3人、旋盤の授業で5人。
このままでは、中小零細製造業の未来はない
ものづくりの面白さをもっともっと若年層に伝えていかなければと
決意し、わが社の理念に反映させることに・・・
つづきはまた
むかえ