探偵言いたい放題 パート2 -18ページ目

ゲートボールは♪ルンルン♪ ②

 私は、長年の調査データを基に、この方程式を導き出したもののなかなか当てはまる人にはお目にかかったことはなかった。
 やはりそんな人は、いるはずもないとも思っており、そうでありたかった。
 ところが、とうとう出現してしまったのである。快楽のモンスター(・・・・・)が・・・
 62歳でゲートボールにあけくれる「液基(えきもと) 強(つよし)」であった。
 液基は、週3回のゲートボールの練習を欠かすことがなかった。
 依頼人である妻の「緒和理(おわり)」は、次のように話していた。
 「ゲートボールの日は、主人はいつもはつらつとしているんです。楽しくて爽快だ!と言わんばかりの態度なんです。恐らく、ゲートボールに来ている誰かと関係をもっているに違いない…」
 私は、とっさに思った。楽しい。爽快。まさか・・・快楽???
 私の脳裏に、過去のデータから導き出したあの方程式が浮かび上がってきた。

K=UK2 ⇒ 快楽=浮気×下半身2


 話しを聞く限り、当てはまるのである。現実には、当てはまらないであろうあの方程式が…
 しかし、この方程式で一番ポイントとなり、現実的にも難しいのは、下半身の二乗である。
 つまり、今回のケースでは、ゲートボールの女となると、60歳以上の女となる。この次元において、果たして下半身の二乗という激しい性行為が可能なのか・・・???
 具合が悪くなり頭がおかしくなりそうなので余計なことは考えずに調査に取り掛かることにした。

つづく

ゲートボールは♪ルンルン♪ ①

 浮気というものは、何歳になっても終わることがない"行動"なのであろうか?何歳になっても"青年のような若さ"とは素晴らしいことであろうが、この若さの秘訣が"浮気"しかも60歳をこえた 年齢となると問題である。いや、大変である。

ここに一つの方程式を導き出すことができる。
K=UK2 ⇒ 快楽=浮気×下半身2


 快楽とは、浮気の行動 × 下半身つまり性欲の二乗にイコールとなるのである。
 浮気人にとって、真の快楽とはこのような計り知れないほどのエネルギーを創り出すようである。だから、危険を冒してでもやめられないのであろう。
 この方程式で注目すべきところは、下半身の二乗である。
 つまりは、下半身が強靭な人のみこの方程式に当てはまるのである。
 この下半身の二乗は、なかなか難しい現実なのである。二倍ではなく二乗なのだから・・・尚且つ浮気というエネルギーに掛け合わされてしまう・・・
 このような60歳を超えても浮気ができるのは、このような理論からなりたつのであるが、しかし、高齢での浮気人はよくいるが、この理論に当てはまる真の快楽の人ではない。つまり、この方程式に当てはまる人材はなかなかいないということになる。
 しかし、今回の被調査人は、正しくこの方程式に当てはまる人物であった。


つづく

ひと夏に一回登場する迷いの壮年②

 他にいくつか裏を取りながら我々が判断した結果は「だれも泥棒には入っていない」である。しかし依頼人が調査を依頼する以上受件するのが我々の仕事である。 早速調査に入った。調査内容は壮年が留守のときに家にだれか侵入するかである。 数日間調査を実施したが侵入どころか来客もなくだれの出入りもなかった。 壮年に結果を報告し、また、総合的な判断を話すと納得していた。 そのまま調査を打ち切ることにした。 そしてまた今年同じように同じ時期に依頼がきた。去年のことを話したが調査して欲しいとのことである。 しかし、なぜいつもこの時期にだけ依頼がくるのか?内容を聞く限り別にこの時期でなくてもいいようなきはするが? この時期にお金を使いたい訳でもあるのか?他にお金を使うことがないのか?どうあれ我々としては嬉しいお客様である。 疑問の多いまま今年も夏のはじまりを告げる調査に入ることになった………