つくばの旅(2月9日) | キハのひまつぶし研究室

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宿泊先からつくばセンター(つくば駅)へむかい、そこからシャトルバスで筑波山を目指します。バスの車内はいかにもこれから山を登りますという格好の人たちばかりで、私みたいな軽装の者が混じっていると少々場違い感があります。



約40分ほどで筑波山神社入口バス停に到着。


神社の境内にある大杉。樹齢約800年ぐらいなのだとか。鎌倉時代くらいのお生まれということでしょうか。


この筑波山自体がご神体なのだそうです。私は神など信じてはいないのですが、ここは習わしに従い挨拶してからケーブルカー乗り場へ行きます。神社という施設は、神が本当にいるかどうかということはあまり関係がなく、その土地に対する挨拶と捉えています。


大正時代に開通したという古い歴史を持つケーブルカーです。ケーブルカーという乗り物がそういう場所に敷設する乗り物なので当然と言えば当然ですが、かなりの急勾配です。当時の技術がどの程度のものかはわかりませんが、こんなところに線路を敷くなどというのは、かなりの苦労だったのではないでしょうか。

単線で、中間地点で下り(いや、鉄道路線的には上りなのか?)のケーブルカーと行き違いがあります。


山頂駅に到着。上の写真は北側の景色。


展望台があるので上って南方向を眺めると、霞ヶ浦が見えます。

筑波山には男体山、女体山という2つの峰があるのですが、今回は男体山の頂上まで行ってみました。男体山は女体山よりも標高は若干低いです。
遠くに富士山らしき山がうっすらと見えました。


山頂付近に気象測候所があります。説明書きによれば、建てられたのは1928年(およそ100年前)。現在は無人化されていますが、それでもまだ稼働しているようです。


山頂の南方向にある立身石。探検家の間宮林蔵が少年時代、ここで心願成就を祈願したらしいです。道民としては見ておかねばと思い立ち寄りました。

昼食には少々早い時間でしたが、名物ということらしい「つくばうどん」を食べることにしました。地元産食材のつくね、黒野菜、バラ肉(それぞれの頭文字をとると「つくば」になる)が具材として使われています。写真は撮っていません。

筑波山を歩いてあると、登山口から自分の足で登って来たのか、ケーブルカーに乗ってきたのか、服装を見ればすぐにわかって面白いですね。

この筑波山はガマの油売り口上発祥の地なのだそうで、土産屋にはガマの油が並んでいます。
ガマの油は特にほしいとも思わなかったので、その代わりガマガエルの信楽焼を買ってきました。

ケーブルカーとシャトルバスでつくばセンターに戻ります。昨日行きそびれたエキスポセンターに行ってみました。


1階の展示室はどちらかというと子供向けで社会見学の小学生で賑やかでした。

2階展示室では、よくわかりませんけれども、比較的新しめの科学についての展示内容でした。
しんかい6500の模型が展示されています。水深6500mだとどのくらい凄まじい水圧なのか、想像もつきません。同じぐらいの圧力をかけて縮められたカップ麺の容器が展示されていました。
核融合装置の展示もありました。人為的にどれだけの熱を作り出すことができるのか、という科学の挑戦です。それを悪用したのが水素爆弾ということなのでしょうか。中途半端な知識しかないのでよくわかりませんけれども。

それが良いことなのか、悪い結果をもたらすかはわかりませんが、とにかく人類の知識欲は無限大です。


TMライナーという高速バスで水戸へむかいます。1時間20分ほど。


この後は特に予定がなかったので、ゲーセンで足跡を残しておきました。


先ほどのエキスポセンターの売店でこんなものを購入。
宇宙飛行士の試験で真っ白なジグソーパズルが出題されたのだとかなんとか。宿泊先のビジネスホテルでその日のうちに完成させました。2,3時間くらいかかりました。これは熱中しだすとやめられなくなるやつです。暇つぶしにはなりますが、本当に時間がある時でないとなかなか手は出せないです。

つづく。