アジアの地図と東京オリンピック | キハのひまつぶし研究室

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先々週からの続きです。


帝国書院の地図帳に、各国の東京オリンピックでのメダル獲得数が付録の資料としてついてきました。私としては、メダル獲得数上位の国よりも、メダルをちょっとだけ獲得した、あまり有名でないような国の方が気になったので、調べてみました。


今回はアジアおよびコーカサス地方です。メダル獲得数が1~5個の国と、その獲得数を書き出していきます。まずは東南アジアから。


インドネシア 5

タイ 2

フィリピン 4

マレーシア 2


インドネシアは5個のメダルを獲得していますが、バドミントンとウェイトリフティングの2種類の競技だけです。バドミントンで金メダルを1個獲得しています。


バドミントンだと、マレーシアもメダルを1個獲得しています。


フィリピンは獲得数4個のうち、金メダルが1つウェイトリフティングで獲得していますが、そのほかの3個は全てボクシングです。そういえばマニー・パッキャオというフィリピン出身のチャンピオンがいましたが、ボクシングが盛んな国なのでしょうかね。


タイはテコンドーで金メダルを1個、ボクシングで銅メダルを1個獲得しています。タイの格闘技といえばムエタイが思い浮かびます。格闘技についてはよくわからないのですが、通じるところがあるのでしょうか。


続いて、モンゴルおよび中央アジアおよびコーカサス。


アルメニア 4

ウズベキスタン 5

キルギス 3

トルクメニスタン 1

モンゴル 4


日本人にとっては馴染みの薄い国が多いです。


モンゴルは、日本の大相撲で多くの横綱を輩出しているので馴染み深いと思います。獲得メダル4個のうち、3つが柔道です。相撲以外でも日本の格闘技に対する関心が高いのでしょうか。あとの1つはレスリングです。


中央アジアのキルギスは、3個の獲得メダルのうち、全てがレスリングです。ついでに書くと、その隣りのウズベキスタンも1つレスリングでメダルを獲得しています。


そのウズベキスタンは5個獲得し、そのうち金メダルが3つで、テコンドー、ウェイトリフティング、ボクシング、その他のメダルも、柔道、先述のレスリングでバラバラです。ですが、ウェイトリフティング以外はやはり格闘技です。


コーカサス地方のアルメニアも、4個のメダルの獲得競技ははバラバラですが、格闘技だけでなく体操か入っています。

参考までにその隣国アゼルバイジャンは7個のメダルを獲得していて、空手、レスリング、ボクシング、柔道と、全て格闘技です。


続いて西アジア(いわゆる中東)です。

イスラエル 4

カタール 3

クウェート 1

サウジアラビア 1

シリア 1

バーレーン 1

ヨルダン 2


サウジアラビアが空手で1個、その隣りのヨルダンもテコンドーと空手で1つずつ。コーカサスのアゼルバイジャンもそうですが、何故かここで空手が入っています。アジアの西の方では人気があるのでしょうか。あと、イスラエルではテコンドーと柔道で1つずつ獲得していますが、西アジアでは、私が調べた範囲では、格闘技での獲得はそのくらいです。


そのイスラエルですが、金メダルを2つ獲得していて、競技は体操と新体操です。ちなみに、新体操が登場したのは、私が調べた範囲ではこの国だけでした。

カタール(いわゆる「ドーハの悲劇」が起きたところですね)は、3個のメダルのうち金メダルが2つで、ウェイトリフティングと陸上で獲得しています。その他、ビーチバレーでも銅メダルを獲得していますが、私が調べた範囲では、ビーチバレーが登場したのはやはりこの国だけです。


クウェートでは射撃、バーレーンでは陸上のトラック種目でメダルを獲得しています。陸上のトラック種目は、今後の記事で書く予定ですが、特定の地域がやたら強い種目です。それ以外の地域がメダルを獲得しているというのはなかなか珍しいのではないでしょうか。


西アジアの獲得競技を見ましたが、個性的な国が多い印象です。アジアの他の地域と比べると産油国が多く、経済がそれなりに潤っていて、「金は出すから自由にやりたい競技をやれ」みたいな国が多いのでしょうか。勝手な想像ですが。


アジアの特徴としては、全体に格闘技でのメダル獲得が多いことが言えると思います。アジアでは各国に、その国独自の伝統的な格闘技があるような印象です。そのような背景があり、格闘技に対する関心が高いのでしょうか。これまた勝手な想像ではありますが。