FTX-1FをFT8で10Wで連続送信すると、約45分でファイナルFETの温度がRED-Zoneに達することを以前報告しました。今回は純正クーリングファン SCF-1を取り付けて評価しました。(その後の評価の結果、この投稿は50MHz以下の周波数に当てはまります)

 

 

 

  評価条件

 

  • 外部電源13.8V 、周波数7.041MHz 、出力10W
  • ダミーロードをアンテナ端子に取り付け
  • FTX-1にはクーリングファンSCF-1を取り付け。
  • 周囲温度27℃
  • wsjt-xにて CQ JR2ANC PM85 を連続で送信する。

→その後、430MHz,144MHz,50MHzを評価した結果 430MHzと144MHzは、10W運用はオーバーヒートになりそうで使用不可。5Wがギリギリです。 50MHz以下は、10W 運用可能と判明。

 

 

  開始直後

メーターはTEMPです。今回は時計をMacに表示しております。

 

  45分経過

TEMPメーターは30分あたりから平衡状態になったようです。ファンなしだとここで出力低減が起きましたが、今回は余裕です。

 

  1時間経過

メータはパワーにしました。、10Wを安定して出力しています。

 

メーターをTEMPにしましたが、変化がありません。

 

結論

クーリングファンがあれば、50MHz以下なら10W連続でFT8運用が出来ます。

 

 

追加試験

 

前回、PDバッテリーとトリガーケーブルで 電圧15Vで評価していましたので、電源電圧を15Vにして追加試験を行いました。

若干TEMPは上昇するもの1時間経ってものRED ZONEまでは行きませんでした。

 

144MHz,430MHzは、15V 10Wで消費電流が3Aを超えるので、トリガーケーブルの運用は出来ません。

また、オーバーヒートするためパワーも落とす必要があります。