MacBook NEO (A18pro)でFT8の運用をしてみました。
構成
MacBook NEO
比較のためにiMac 24(M1 )
FTX-1 Optima
WSJT-X 3.1.0 Improved Plus
比較のためにJTDX 2.2.159
RumLogNG (6.3.1)
デコード性能比較
MacBook NEO と、iMac24(M1 Chip)でデコード性能を比較してみました。
WSJT-Xでの比較です。
方法は、サンプル音声データ(実際の交信の音声ファイル)を用いて両方のコンピュータを同時にデコード開始し、デコード時間とデコードできた交信数を比較するという方法です。
サンプル音声データは、JP1LRTさんのブログに掲載されていたサンプルを拝借いたしました。このサンプルは、高性能なCPUを使うと100交信ほどデコードできるそうです。
WSJT-X Improved Plusのデコードに関する設定は、下記の通りです。
Decode
>Deep
>Use multithreaded FT8 decorder
>Parameters
>Number of threads >>AUTO
> Decoding cycles >>3
> Decoder sensitivity >>Use subpass
> Decode start >> Early
> Enable AP
⚠️上記設定は、処理としては重たく、デコードに時間がかかる設定になっております。実用的には、例えば、Decoding cycleを2にするとか、Decoder sensitivityを下げるとかして、処理時間を下げる運用が望ましいです。
結果
正確にLag time測定をする手段がないため、用意ドンでエンターキーを押して、デコード終了を視覚で観察しました。
どちらも同じ時間でデコードしました。感覚で申し訳ないのですが、Lag time2秒以内にデコードしていると思います。
そしてデコードした交信数は、どちらも76〜77です。かなり良い数値だと思います。
WSJT-XとJTDXとの比較
今度は、MacBook NEOでWSJT-XとJTDXを比較してみました。
JTDXのデコード設定はWSJT-Xと同等にしています。また、WSJT-XはUse multithreaded FT8 decorder をオフにして比較もしてみます。
本当は、iMac24でもJTDXを試してみたかったのですが、私のiMac24はJTDXが起動しなくなっており、比較できませんでした。原因不明です。
結果
JTDXは、Lagtime 1.5秒前後 で、77交信前後デコード
感覚的にWSJT-Xもほぼ同じ時間で、やはり77前後のデコードですので、JTDXにWSJT-Xが追いついたという感じです。
なお、WSJT-XのUse multithreaded FT8 decorderをオフにすると69交信デコードとそれほど落ちませんが、デコード時間は、明らかにLag taime2秒を超えてきます。やはり、Multitreaded FT8 decorderの威力は大きいです。
⚠️Lagtime 1.5秒は、デコード時間が次のサイクルに1.5秒食い込んでいることを示します。デコードの処理を軽くしていけば、さほどデコード局数を落とすことなく、Lagtime -0.4ぐらいになります。
FT8 50Wで交信
MacBook NEOでWSJT-Xで交信を実際に行ってみました。
リグはFTX-1 Optimaです。
またMacBook NEOに4K外部モニターを接続しています。
設定は、RUMlogNGとのシンプルな組み合わせです。こちらの設定は、
をご覧ください。
結果
USB-CケーブルでFTX-1 Optimaと接続し、50Wで送信してみましたが、何の回り込みもなく通信できました。
同軸ケーブルにコモンモードチョークを入れる。USBケーブルにパッチンコアを入れるといった、基本的なことを実施していることもありますが、それでもキーボードが送信中に効かなくなるというノートパソコンがありましたので、あっさりとクリアしたのは評価したいと思います。
結論
- MacBook NEO(A18Pro chip)は、iMac24(M1 chip)と同等性能のFT8デコード性能を有する。
- 50W FT8 運用で、基本的なコモンモード対策をしていれば、問題なく動作。
- 付加的な評価として、WSJT-X 3.1.0は、JTDX2.2.159と同等のデコード性能を示した。


