FM 出力5W 連続送信 で、バッテリ駆動のFTX-1Fは、15分でTEMPがRED ZONE に達した。それでは、外部電源(13.8V)でSCF-1 (クーリングファン)を付けるとどうなるかを試してみた。

 

  測定条件

  • 外部電源13.8V
  • SCF-1(クーリングファン)搭載
  • 433MHz  FM  5W
  • アンテナ端子にはダミーロード
  • MOX ON で送信状態にする。
  • 周囲温度26℃

 

  スタート

 

時刻は21:45

 

  6分経過

 

かなり温度上昇してきた。

時計をデジタルに変更して見易くしました。

 

  10分経過

 

まだRED ZONEではないが、温度は上昇し続けて、平衡状態になる兆しが見えない。

 

  14分30秒

 

ここでRED ZONEに差し掛かっている。

 

  15分経過

 

完全にRED ZONEです。

まだ、5W送信はできていますが、この辺でテストは終了。

 

 

結論と考察 

 

  • FMモード 5W 連続出力では、SCF-1(純正クーリングファン)を取り付けても、FM・C4FMを多用される方は要注意です。
  • バッテリ駆動の時も15分でRED ZONEだったが、バッテリ電圧は10.8V。それに対して13.8Vで駆動しているので消費電力は増えている。それを考えると同じ15分でRED ZONEならSCF-1は効いてはいることになる。
  • 受信時はファンによる冷却がファンなしより効いているので、短時間で送受信の切り替えなら、オーバーヒートはかなり回避できるように思う。
  • バッテリー運用を諦めるのなら、裏面に直接ヒートシンク付きのファンを取り付けると改善されるかもしれないが、そこまでやります? と言うのが正直なところです。