Hint-Pot(ヒントポット)に乗っている記事ですが
路線バスから消える「ヲタ席」 いったいなぜ?
残念がるファン 専門家は「仕方ない決断」とキッパリ
2023.12.11 Hint-Pot編集部/
最近の路線バスにある変化が起きています。
路線バスから消える「ヲタ席」 いったいなぜ? 残念がるファン 専門家は「仕方ない決断」とキッパリ https://t.co/JWoBi9JJG4#バス
— Hint-Pot(ヒントポット) (@Hint_Pot) December 11, 2023
「ヲタ席」と呼ばれる乗降扉側の最前列の席が次々と撤去されているのです。
X(ツイッター)にバス車内の写真を投稿した
商用車メーカーの中の人(@trucknakanohito)さんは
「運転手からは好評」と発信し、“いいね”が7,000件以上寄せられています。
最近の路線バスはオタ席と呼ばれる乗降扉側最前列の席がない。理由は燃料タンクの位置を変更したから。オタ席を無くした事で運転席から左側の視界が開けて巻き込み確認が容易になった。またこの席からバスマニアの熱い視線を受ける事も無くなり運転手からは好評だ。 pic.twitter.com/tFV1H6GDxs
— 商用車メーカーの中の人 (@trucknakanohito) December 5, 2023
一方、「ヲタ席」ファンからは残念がる声も。
燃料タンク変更以前から
— 石狩当別乗り物ちゃんねる (@norimonotobetsu) December 5, 2023
タイヤハウス上高すぎて
乗り降りに危険と時間が
かかるため座席を設置せず
荷物置き場としてる会社もあります。
少し前だがオタ席無くなって乗務員に文句言う乗客いた。その他、オタ席巡って乗客同士が喧嘩。「そういう事か」と変に納得した。
— gontapapa (@gontapapa1) December 6, 2023
これ、オタ席っていうのか。
— 鯨野世太郎 (@cinnabar7) December 6, 2023
両替が便利、前席降車型のバスだと降りるのが早い、お年寄りには向かない席だから健常者の自分が使うのが合理的、という理由で昔は好んでつかってた。
私は子供の頃は運転席の真後ろによく座って運転手さんのハンドルさばきとか夢中で見てました。
— ベビールース (@Babyruth_Detect) December 6, 2023
京都市バス、時間帯にもよるけどこのオタ席か、運転手の背後席座ってないと人が多すぎて降りることができなくなるので、始発停留所から乗るときはあえてどっちかに陣取ってる。
— OOHARA Kazuma/猫ではない底辺インフラエンジニア (@kazumaohara) December 5, 2023
乗車ドアより後ろなんか終点でもない限り通路にびっしり人と旅行カバンすし詰めで降りれない
賛否両論があるようですが、
商用車メーカーの中の人さんは「仕方ない決断」と迷いはありません。
その理由を聞きました。
多くの人が利用する路線バス。
投稿された2枚の写真を比べて見ると、乗降扉側の最前列にあった
“スペシャル”な席が撤去されています。
「これは燃料タンクの位置を変更したからです。
バスの後部から左前輪の上に移動しています」と
この分野の専門家である商用車メーカーの中の人さんは説明します。
燃料タンクの移動には納得の理由がありました。
「位置を移すことで車外にある給油口の位置が高くなり給油作業がラクになります」。
加えて、「運転席から左側の視界が開けたことで巻き込み確認が容易になりました」
と、安全への配慮があるようです。
意外だったのはバス運転手のある悩みが解消されたこと。
それは「この席からバスマニアの“熱い視線”を受けることが無くなりました」。
バス運転手にとって乗客からの“熱い視線”は気になるのでしょうか?
「気になる運転手は多いですよ。
巻き込み確認する際にヲタ席に座っている乗客と目が合ってしまうのが気になる理由です。
さらに言うとヲタ席は高い位置にあるので席に座る時や席から降りる時に
転倒する方もいました。それが無くなったのは大きな利点です」。
このように運転手からは好評のようですが、バスファンの中には残念がる声も多数上がっています。
ヲタ席が無くなって乗務員に文句を言う乗客がいたり、
ヲタ席を巡って乗客同士がけんかしたりする事態もあるそうです。
その辺りを聞くと
「安全な運行をするためには仕方がない決断だと思います」とキッパリ。
乗客に対しても
「ヲタ席があったスペースに荷物を置いたり立ち止まったりすると
他の乗客が車内の奥に入る時の妨げになりますので、
バスに乗る際にはこの付近で立ち止まらず中に進んでいただくことを、周知したいです」。
Xユーザーからは
「その席でバスの運転手に尊敬と憧れを持ちました」
「小学生の頃はこの席が大好きだったなー」
「チョッと残念です」などと惜しむ声が上がっていますが、
「安全になったならいいことだね!」
「ドライバーにとっては良いこと」と前向きに捉える意見もあります。
「ヲタ席」撤去には一抹(いちまつ)の寂しさもありますが、
安全優先のために技術チームが改良を重ねた結果の決断です
乗客としては相互に譲り合いながら安全運転に協力するよう心掛けたいですね。
という事で、この席は、私もよく座る席です
前にも書いたことがありますが
一部の会社は、ここに座席を付けていない会社・車両もありますね
そして、この付近に立つのも、乗り降りの邪魔になるので
控えた方がいいのかもしれませんね