植物のメディスンたちは、時として神秘的な奇跡を見せてくれます
実際には、普通に社会生活を送れる人がほとんどで、自分はなんら中毒患者ではないと考えています
しかし、こんな例はどうでしょうか?
・お金の不安が常に頭の中にある
・将来の漠然とした不安が常に頭の中にある
・自分は世界や宇宙から愛されているという感覚がない
・昔の記憶や体験を繰り返し思い出してしまうことがある
・空腹でないのに、一日3食食べるべきだと思っている
・絶対的でない自分の価値観を信じて疑わない(例えば、男性は皆浮気するもの…等の思いに固執している)
・家に帰ってくるとテレビをつける。テレビがついていないとなんだか落ち着かない
・自分が見るように、他人も同じように物事や人を見ていると思っている
などなど、挙げればきりがありませんが、人は多かれ少なかれこれらの中毒症状を抱えています。これらの記憶・トラウマから引きずり出てくる思いは、日々「繰り返され」、その結果、その思いは人間の脳内神経細胞を新たに作り、中毒症状を強化していきます
しかし、これらの中毒症状は、「ただの癖や習慣」、「みんなそんなもんじゃないの?」とスルーされがちです。実際に、上に挙げた中毒(習慣や癖)が無くなったと仮定してみましょう。どれだけ生きやすくなることか! そして、これらの中毒症状(習慣や癖)に毒されていない人も確かに存在するのです
生存に必要でない「止められない」習慣や癖は、中毒症状の一種といえば言い過ぎでしょうか? 中毒と思いたくないし、自分の日常生活には「直ちに」影響を与えるわけではないので、やり過ごしているだけではないでしょうか?
また同様に、中毒症状とは自覚されない最も厄介でまた同時に美しい要素は、人間の「感情」
スピリットから受け取ったメッセージのなかに、
人間であること、生きていることの醍醐味は、感じること。感情を感じること。喜怒哀楽すべての感情は美しい。聖人君子になろうとするなら、まず人間になりなさい
という言葉がありました
我々は、例えば怒りの感情はみっともないとか、哀しみたくないという思いを抱きがちです
しかし、それらの感情に善悪はなく、それらの感情を「抑圧」したとき、初めて何かがこじれてくるのです
子供が泣きたいとき大泣きして母親の胸に飛び込めれば、そのとき受けた心のキズやトラウマは重症化しないことが多いのですが、泣けずに抑圧してしまった場合、必ずその感情は体内や情報空間に残されたままになります
つまり、癒やされずに放置されている状態になります。自分の存在を、見て見ぬふりされると辛いのと同じく、見て見ぬふりをされた感情も、「気づいてよ~、こっち向いてよ」と辛さを抱えたまま私たちと寄り添って生きていくことになります
こうして「抑圧」され、放置された感情は、目に見えないがゆえに非常に厄介で、大人になってからもその人の「生きにくさ」そして「不運」「愛の欠如」などに栄養を送り続けます
つまり、通常の人であっても、多かれ少なかれ幼少期からの「感情を見て見ないふりをする」中毒症状を抱えているようなもので、それらはまず内臓器官に蓄積されると指摘されています
中国気功のチネイザンやいわゆる腸もみ、ヨガのヴァマナ・ダウティという療法などは、それら内臓に溜まったものをほぐすことを目的としているのでしょう
弊会が特に力を入れているプラント・メディスンのセレモニーの一つに、薬草タバコの浄化セレモニーがあります
現地のシャーマンは、アヤワスカの修行や自分の浄化のために、この薬草タバコのお茶を用いています
カエル毒のメディスン、カンボとは異なる神経作用があり、慢性化したモノも浄化してくれる漢方薬のような存在、何度も繰り返し飲むことでその良さが分かってくる玄人向けのメディスン。しかし、全てのエレメントにつながる薬草タバコのパワーは、カカオからアヤワスカまで、ほぼすべてのプラント・メディスンと相性も良く、そのパワーを増幅してくれる不思議な存在です
この薬草タバコは、上述したような自分の押し込めた感情、習慣化してしまった自分では気づかない中毒症状、インナーチャイルドの感情を癒やすには最適と考えています
また内面を感じようとすること、意図することなど、アヤワスカを始めとしたプラント・メディスンに臨む基礎的な姿勢を教えてくれる、まさに「教育的な植物」の一つでもあります
南米では、時間に追われてアヤワスカなどを数回飲んで帰国というパターンがほとんどですが、日本でこの薬草タバコの恩恵に預かれるというのは極めて幸せなこと、南米に行かれる前に飲むこともオススメしています
自分では気づけない中毒症状、自分では気づけない抑圧してしまった感情と、それに伴う感情を感じられない、感じようとしない麻痺症状、これらは自力でなかなか蓋を開けることは難しいのです
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