最近、来年にオリンピックを控えて中国の食品や工業製品に対する安全性や、北京の大気汚染の問題が連日のように報道されているが、そんなことはオリンピック開催地に決定する段階でしっかり調査しとけ!という感じがする。
北京は7年前の2000年のオリンピックにも立候補してたが、今でこんな状態だし、実際やってたらとんでもないことになってたんでしょうね。
その2000年のオリンピックを決める1993年の夏、チベット人難民が多く暮らすインド・ラダックにいました。当時ラダックのレーの町のあちこちには北京オリンピックに反対するポスターが貼られ、オリンピック開催地決定の前日はチベット人難民による北京反対集会が行われ、チベット人のレストラン、お店、マーケットがすべて休みになりました。
レーのチベタンマーケットの入り口に貼られてたポスター
STOP! stop!
Genocide
in TIBET
Stop! Olympic
in CHINA
チベット人のレストランに貼ってあったポスター
2000 OLYMPIC
IN CHINA IS
A HINDRANCE
TO THE GLORY
2000年のオリンピックがシドニーに決まり大喜びするチベット人難民。レーの町のメインストリートでお菓子を道行く人に配ってました。
この時のチベット人達は今どんな思い出いるのでしょうか。民族問題も残したままだし、中国でのオリンピックは時期尚早だったんではないでしょうか。
ただ中国も旅していい思い出がたくさんできたし、親切な中国人にも大勢出会うことができたので、既に開催が決定している今となっては、無事にみんなが楽しめるオリンピックが行われることを願うばかりです。