旅とカメラ | 原始力発電

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私は海外でも国内でも旅にでると、風景や出会った人などたくさん写真を撮ります。


先月、タイで出会った人で写真をあまり撮らない人がいた。理由は写真に頼ってしまい記憶に残りにくいということらしい。


それを聞いて私はなるほどと思った。私が今まで旅で印象に残ってるものの大半は、その場で見た印象より、後で出来上がった写真で印象を強めているのではないだろうか。

写真を撮らないことで、写真に頼らず、その時見たものや感じたものが一層より深く最初の印象を記憶に刻んでくれるのではないだろうか。

たまにはカメラを持たず旅に出るのもいいかもしれない。


そんな事を考えてて十数年前のネパールのトレッキング時の日記を読み返してて愕然とした。

「ダンプスに到着。・・・・(中略)ブッダガヤ、ラージギールで会ったメガネのお姉さんに会った」

と記してある。が、しかし私はこのメガネのお姉さんがまったく思い出せない。写真を撮ってないし、名前で書いてないということは住所の交換もしてないし、名前を呼ぶほど親しくなってなかったのか、それにしても3度も会いながら、しかもメガネという特徴がありながら、今となっては全然思い出せない。

逆に写真に写ってる人は案外忘れてない。その人を撮ったというより、別の人やモノを撮っててたまたま写りこんだだけの人でも写真が残ってると、どこを旅してきた人だとか、どんな雰囲気の人だったか意外と憶えてたりする。


それだけ私は写真(カメラ)に依存してしまってるということなんでしょうか。

とりあえず次の旅でも持っていくのは確実ですね。


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