満州国時代(1932年〜1945年)に日本がつくった建築が今に残っています。
それを写真にとどめた、写真家 船尾修氏の作品展が開催されていました。

日本では、明治以降に建てられた建築をレトロ建築やモダン建築と呼ばれ、各地で保存や活用の機運が高まっています。


中国の旧満州にも、同様にたくさんの建造物が残されていることには、驚きでした。

ギャラリーの写真が掲載OKでしたので、以下ご紹介させていただきます。


日本に残るモダン建築と変わりない姿がそこにあります。
当時の社会情勢からすると、建物形状になっている理由が分かる思いです。

ヨーロッパスタイルの銀行建築。


庁舎のような建築。



百貨店のような建築。


屋根瓦がある和洋折衷の建築。


屋根瓦の形状が中国的な、和洋中折衷の建築


鳥居まで残っていることには、驚きでした。


当写真を含めて、写真集『満洲国の近代建築遺産』(集広舎)にて出版されています。
また、今年土門拳賞を受賞対象されております。

現在の日本国内と同様に今後消えていくだろうこれらの建築を記録されたことは、極めて貴重なもので、土門拳賞にふさわしい作品だと言えます。

毎日新聞の掲載記事も添付します。


※土門拳について