ヘレンかと思ったらブルーダー
リビングのセラーには、若いワインや近々開けるつもりの熟成リースリングなどが適当に詰め込んである。
もちろんグリュンハウスの若い2022年産GGも入っているが
こないだアプツベルクを1本開けたので、ヘレンベルクとブルーダーベルクがまだ残っているはず。
この状態で、どちらか判らないまま1本引っ張り出して開ける。何よりも日々の鍛錬が大切なのだ。
薄めのレモンイエロー。注いだグラス底には若干の細かい気泡。
トップは軽いSchieferwuerzeで、熟したリンゴやパイナップル系の果実香、少し柑橘、
スワーリングすると香りは少しミルキーに変化。
ジューシーで凝縮感のある果実味と、これまた存在感のあるミネラル感。
酸にはボリューム感があるが、果実味やミネラル味に比べるとやや存在感は地味。
それでも八朔や夏蜜柑を思わせる柑橘味で、舌の上に柑橘の薄皮系のミネラリッシュな余韻。
どちらかと言うと平板な味わいで、「あ~、こりゃヘレンベルクだろう」なんて
すっかりその気で飲んでて、ふとエティケットを確認してみると...
ゲッ!これブルーダーベルクなん?😓
時間とともに酸が前に出てミネラル味と共鳴してますます柑橘感が増す。
2杯目に入ると凝縮感も増して来て、柑橘感たっぷり。ふ~む、だんだんブルーダーベルクな気がして来た。
エエ加減と言うか何と言うか、何年飲んでもちっとも上達しないなぁ...我ながら情けない体たらくである。
抜栓3日目も軽いSchieferwuerze。
果実味がスマートになって、若干シャープさを増した酸が前に出た細身の味わい。
昨年末に開けた時よりは若干良いかな。88/100
2022 Maximin Gruenhaus Bruderberg Riesling trocken Grosses Gewaechs
Weingut Maximin Gruenhaus (Mertesdorf/Ruwer)
A P Nr 3 536 014 12 23,Alc 12%vol