ここからが本格的な瓶熟だ
ルーヴァー産の辛口リースリングの経年変化のお勉強。
久しぶりにグリュンハウスの2008年産アプツベルク・リースリング・アルテレーベン・トロッケン28番樽を。
前回は今ひとつパッとしなかったが、さて今回はどうなっているだろうか。
僅かに黄金色がかったイエロー。注ぐとグラス壁に細かい気泡がパラパラ付着。
ナッティーでブランデーがかった香りだが、僅かに蜂蜜と熟したリンゴ系果実が香る程度で意外と雄弁じゃない。
まずは口がひん曲がるようなミネラリッシュな口当たりが印象的で
果実味は中程度からややポッチャリ、酸には2008年産らしい当初のシャープさの片鱗が感じられる。
仄かにペトローリーで鉛筆の芯的なニュアンスも。
香りが大人しめなのからも判るように未だ熟成の初期段階に有るような印象だが
ひと頃の冴えない状態からは完全に脱している様子で、先にかなりの期待を繋いだと言える。
時間が経つとグラスにはSchieferwuerzeの残香が。
ここからピークまでどれぐらいの年月を要するのだろう...5年~10年ぐらいだろうか?87/100
2008 Maximin Gruenhaeuser Abtsberg Riesling Qualitaetswein Alte Reben trocken 28
Weingut Maximin Gruenhaus (Mertesdorf/Ruwer)
A P Nr 3 536 014-09-09,Alc 11.5%vol