ついつい買ってしまう樽番号付き | 緑家のリースリング日記 ~Probieren geht über Studieren~

ついつい買ってしまう樽番号付き

読むにはかなりの気力を要するけれど、気が向いた時ドイツ語のワインブログやショップサイトを覗く事がある。

で、検索していたら面白いモノが引っ掛かって来た。アプツベルク・アルテレーベン「28」。ん?28って何だ?

醸造所のリストで、甘口の高級品に樽番号の付いた特別キュヴェがあるのは知っているし、買うこともあるが

辛口の、しかも今ヴィンテージから登場したアルテ・レーベンに樽番号モノがあるのは知らなかった。そんな訳で

迷うことなく買ってしまったのは言うまでもない。見ればAPNrは09と若い番号なので、瓶詰めが早かったものと

推測される。ということは、今開ける時期ではないハズ...でも開けて味見ぐらいはしておきたいもの。んー

我ながら我慢が足りんなー。


新・緑家のリースリング日記


淡黄色。香りはやや木質で、熟したバナナ、アプリコット、花梨、酵母など。酸のアタックは丸く優しい感じで

予想外に伸びが良い。これに比べると果実味はどうにも水っぽく、新鮮味に欠けるし全然パッとしない。

ミネラルも濃厚ではあるのだが、塊って感じでいつもの拡がり感がない。全体に期待とは裏腹にかなりおとなしい

液体だという印象。秋にまとめて買った普通のアルテ・レーベン の方がよっぽど果実味豊かであった。

翌日は香りがミルキーに変化し、奥の方に鉱物が香る。果実味が前に出て、初日よりもしっかりとした酒躯。

酸の凝縮度も凄いし力強く伸びも良く、なかなかの存在感。明らかにバランスが良く飲み易い。 だがどの辺が

番号なしモノと違うのかはピンと来なかった。強いて言えば、この樽だけ若干乳酸発酵でもさせたのだろうか?

今度クラムルさんにでも尋ねてみなければ。86/100


2008 Maximin Gruenhaeuser Abtsberg Riesling Alte Reben trocken 28

Schlosskellerei C.von Schubert (Mertesdorf/Ruwer)

A P Nr 3 536 014-09-09,Alc 11.5%vol,購入先「Moevenpick 」,Euro13.36