黄土ロームからの極辛口 | 緑家のリースリング日記 ~Probieren geht über Studieren~

黄土ロームからの極辛口

今夜はレープホルツの極辛口グーツヴァイン、2022年産エコノミーラート。

現オーナーの祖父エドゥアルト(Eduard Rebholz:1889-1966)から受け継がれて来た辛口造りの伝統が

このキュヴェには凝縮されているのだそうで、補糖も除酸もしない完全に発酵させた辛口リースリングである。

 

 

スクリューキャップ。黄色がかったレモンイエロー。注ぐと非常に細かい気泡がグラス底を曇らせるように付着。

香りは熟したリンゴやアプリコット系で、ちょっと没個性的。

 

スマートな果実味と程好い酸、そして苦汁系のミネラル味。残糖は少なく、舌の上に持続する酸の余韻が長い。

まぁ悪く言えば味も素っ気も無い辛口リースリングなのだが

雑色砂岩土壌のミネラル感を体現する1本...と言うほどサクッとした感じも無いし、ちょっといつもと違う感じ。

果たして、2022年産のエコノミーラートは主に黄土ロームの土壌から来ているのだそうな。

残糖0.5g/l、酸量8.8g/l。

 

 

開栓2日目。初日よりドライに感じる。淡白と言うより肌理の細かいミネラル感。

開栓6日目に飲んだ最後のグラス半杯が妙に美味かったのはいったい何故なんだろう?85/100

(過去のヴィンテージ→2021年産2020年産2019年産2016年産2015年産2014年産

 

2022 Riesling Qualitaetswein trocken - Oekonomierat -

Weingut Oekonomierat Rebholz (Siebeldingen/Pfalz)
A P Nr 5 069 105 0006 23,Alc 11%vol