ピノ・ブランらしからぬ酸
こんな事なら休まなきゃ良かったなぁ...長かった連休の反動で、その皺寄せに疲弊して帰宅する日々が続く。
それでも休み明けの2日間ぐらいはまだ休養充分で元気だった。だがこれが続いて週末ともなるともういけない。
くたびれ過ぎでワインのコルクを抜く気力も無く、自然とスクリューキャップのボトルに手が伸びる。
ザールシュタインのピノ・ブラン。10年前にエバートの旦那に貰ったボトルを飲んで以来だから随分と久しぶり。
スクリューキャップを捻ってグラスに注ぐと、非常に細かい気泡が底にパラパラと。
外観は明るいレモンイエローで、洋梨系のアッサリとした果実が香る。
まだまだ若々しい伸びの良い酸はリースリングかと思うほどで、結構舌に刺激的。あ~ザールシュタインだなと。
果実味はアッサリとスマートで、残糖はキッチリ絞られていて辛口。
ホロ苦さは品種の個性なのかミネラル味なのか。とにかく外連味の無い、スパッと直球勝負の味わい。
疲れている時はこういう単純明快なので充分、難しいワインなんて要らない。
開栓3日目。初日より若干苦味が強いような気がするが
シンプルながらも相変わらず酸のキリッとした親しみ易い味筋。
やっぱり良いなぁ、ザールシュタイン。リリースされたら毎年なるべく早く手に入れたいものである。85/100
(過去のヴィンテージ→2009年産、2008年産、2007年産、2006年産)
2017 Pinot Blanc Qualitaetswein trocken
Weingut Schloss Saarstein (Serrig/Saar)
A P Nr 3 555 014 02 18,Alc 12.5%vol,9.50€