それにしても昨夜から今朝の嵐は凄かった。
小さいときから、こんな日はワクワクするという人がいる。
「昨夜中凄い嵐でしたね!! 飛べるかと思いました。(笑)」と。

昔の人は、こういう自然現象を目の当たりにして、
天の神さまのことを思ったのだろう。
そして「何かわれわれの心に反省するところはないのか」と。

半年を経ようとして、
やはり「2015年」はただならぬ節目の年となりそうだ。
「革命」といい「回天」というが、
やはり天と地がひっくり返るようなイメージなのだろう。
「バケツをひっくり返したような雨」とはよく言ったものだ。

人の社会に限ったことではなかろうが、
上からみても3割、下からみれば7割がみえるというが、
(上下という表現はあまり良くないかもしれないが)
これまでの物事は上から下へと流れていたが、
それがいつの間にやら下から上へと逆流し始める。

アイデアも、価値創造も、技術も、イノベーションも、
仕組みも、そして人も、新しいカタチは下から湧いてくる。
それは地中の水が湧くように、マグマが噴き出すように、
大事なものは全て、地表の厚い殻を破って地から湧いてくる二違いない。

地から湧いて、再び地表を覆ってゆく、
地水・海水が天に昇って、雨として雪として再び大地に降り注ぐ。
まさに「回天」の様相とはいえまいか。
それが、人の命で起れば「革命」である。

ふっと大阪都構想の賛否を問う投票結果をみていても、
新しいエネルギーはふつふつと下から湧き出している。
それを抑えるこれまでの力とほぼ拮抗し、
もうひと揺れあれば音を立てて変貌するところまで来ている。
まさしく噴火直前、革命前夜である。

拮抗したバランスではなお更、小さなことで勢い動き出すものである。
2015年は様々なところで“分水嶺”を現出しそうだ。
昔の人を見習って、「いざ!」というときに備え、
水の勢いに流されないよう、気を引き締めておきたいものです。
人の存在も、心の有様も実に不可思議なものである。
生きている時間が長くなると段々、
「この世には神も仏もいるものだ」と思えてくる。
(そう思うのは私だけだろうか?)

もちろん自身の努力が前提ではあるが、
神も仏もけして見えない働きというのではなく、
あるときには身近な人と成って表われくるものだから、
「いる」と感じられるのだ。

「人と成る」というと永続的な感じで誤解を招きそうだが、
むしろ「人の身に入れ替わる」といった方がよいかもしれない。
当然、ある時はわが身にも入れ替わって、
他の人の助力(神と仏)となることもあろう。

わが子らも親にとって、また他の人たちにとって神となり仏ともなる。
「情けは人のためならず」で逆に、
色々な人たちが神や仏となって護ってもらえる人であってほしい。
ふっと、そんな思いが「子どもの日」に湧いてきた。

 今日もまた
    小さな一歩を
        止めずに
  倦まず弛まず
      歩め勝利へ

 ひたすらに
    子等の幸せ
       祈るらむ
   使命と誇りに
      生きる日たれ

 大空を
   自在無碍に
      泳ぎゆけ
  大志の風を
     胸に満たして
第15回ジェイサロン

 まずはネパールで発生し、甚大な被害をもたらしている震災に心よりお見舞いを申し上げたいと思います。“今”よりもなお、「2015年」という“年”は振り返ってみれば、非常に大きな時代の分水嶺となっているに違いありません。目前には“2020年”(東京オリンピック開催)に向け、新たな価値観に立った実質的なスタートを切らねばなりません。
確かに歴史的にみれば、ヒマラヤのような巨大な時代の分水嶺であったとしても、(何ゆえか)その登頂に挑み、それを越えようとする存在がわれわれ人類であり、一人一人の心の有様でもあります。(何ゆえか)様々な次元で起る事象に、本誌と同じく心が動かされて止まない人はいるはずです。
「改革が可能だとすれば、それは内面から起こらなければならない。社会の全体はいかなる過程においても、善きにつけ、悪しきにつけ、一人一人の心が決めるものだ」と米国・ハーバード大学の教授はいいます。その人たちによって、たとえ障害があっても、それを越えて未来に進むことができるのです。
フランスの哲学者・ベルクソンが「創造的進化」を提唱したことは有名ですが、それは生命の持つ不可思議な底知れぬ可能性の示唆であり、生物本来の創造的な進化に迫ろうとする概念です。
あらかじめ(事前に)設計・計画(デザイン)された“目的的”ではなく、「多様な方向に自由な分岐を繰り返す生命の進化」というものです。どちらかといえば女性的な思考に通ず、そのコミュニケーションの仕方にも似ているのではないでしょうか。
 「2015年」とは、まさしくそうした新たなスタートラインに立つ“時”です。それは“志し”が試される“時”でもあり、それさえあれば誰もが主人公になりうる舞台が開ける“時”です。
パッケージング・フィールドでは、より実質的な女性の活躍の場やネットワークを幾重にも広げていくことで、女性的な発想や知恵を生かすことで主体的なモノづくりの源泉をつくっていきたいと思っています。
 第15回目の「ジェイサロン」では、その重要な節を刻むにふさわしい講師をとして竹原あき子氏さんにご担当いただきます。「ジェイサロン」の誕生に関与いただき、第1回開催での講師を担当いただいた方です。知る人も多いと思いますが、「日経デザイン」の巻頭に今も連載をつづけています。
昨年(2014年9月号)は、その連載開始(2003年7月号)から12年となり、第135回を超えて同誌創刊以来の最長寿コラムとなったようです。それで「街角で見つけた、デザイン・シンキング」として単行本化されました。
1年の3分の1をパリで暮らし、パリの街角を5000歩×60日×12年=3,600,000歩(?!)と足で「デザイン・シンキング」した竹原さんの“デザイン・シンキングの“今”を是非ともうかがってみたいと思います。その上で、みなさまと自由闊達な座談の対話ができれば幸いです。
 
【開催概要】
[日時]2015年6月19日(金)13:30~17:00(開場13:10)
[場所]竹本容器本社 B1F(東京都台東区松が谷2-21-5)
[会費]15,000円(税込)
[内容]第1部〈講演〉13:30~14:30
    「デザイン・シンキング』NOW!―始まりの“デザイン”」
    講師:竹原あき子氏(和光大学名誉教授)
    第2部〈座談会〉14:45~17:00(自己紹介、意見交換など)
[主催]ジェイパックワールド株式会社
[協力]竹本容器株式会社
[問合せ・申込み先]ジェイパックワールド・セミナー事務局
    TEL:03-3630-1759/Mail:info@jpackworld.com
 
【略歴】
1964年,千葉大工学部工業意匠学科卒。同年,キヤノンカメラ株式会社デザイン課勤務。1968年,フランス政府給費留学生として渡仏。Ecole nationale superieure des arts decoratifs(フランス国立高等工芸大学)。1975-2010年,和光大学芸術学科勤務。工業デザイナー。和光大名誉教授。日本デザイン学会,日本基礎デザイン学会会員,日本インダストリアルデザイナー協会会員。バリアフリー推進委員会,通産省(現経産産業省)委員 など歴任。