節約意識が高いみなさんは食事も外食するより「自炊」されているひとが多いでしょう。
自炊は単なる節約ではありません。

ビジネススキルを磨きながら資産形成を加速させる「戦略的投資」と定義することがができます。


FIREを目指すならもちろん「自炊」することを強くおすすめします。

日々の食事を自分で作るメリットは食費の節約にとどまりません。

目標達成を加速させる力を養う戦略的な投資行動であり、FIRE後の人生を支える強固な土台ともなります。

自炊を習慣化することで、資金、マインド、スキルの3要素を同時に手に入れることが可能です。


■FIRE達成のための戦略的自炊のメリット

  • 節約効果

外食による浪費を抑制し、浮いた資金を投資へ回すことで運用の効果を高めます。この小さな節約がFIRE達成を数年単位で早める確実な資金源となります。

  • 健康管理

栄養バランスを管理し、健康という「人的資本」を維持することは長い人生を自由に生きるための基本です。医療費支出リスクを軽減する効果的なリスクヘッジにもなります。

  • 段取り力向上

毎日の献立決定や調理を通じて、PDCAを意識した質の高い生活レベルを維持するマインドを醸成します。多くのタスクを管理・実行し、小さな達成感を味わい続けることは自己肯定感を高めてくれる効果があります。


実は料理におけるひとつひとつの過程には驚くほど高いワークスキルが求められていることがわかります。

 

ビジネスに置き換えてみましょう。

  • マーケティング

家族に「何食べたい?」とニーズを確認し、好みを把握してメニューを考えます。

  • 調達と在庫管理

必要な食材を調べ、価格と品質を見極めて購入。冷蔵庫内の棚卸しも欠かせません。

  • 工程管理

完成時間から逆算し、各種工程を同時に進行。秒単位で火加減や手順を制御します。

  • 技術とセンス

数値化できない「職人技」の包丁さばきや、彩りを整える盛り付けには「美術センス」が試されます。

  • カイゼン

家族からの味の感想という「フィードバック」を基に自身の調理メモを更新し続けます。

  • 5S

食事中や調理後の徹底した整理・整頓・清掃・清潔・しつけで、テーブルやキッチンという現場を維持します。


これだけの高度なワークスキルがつまった自炊を毎日こなしていると思うと、ただの節約といったレベルではないことがわかります。
主婦(主夫)のみなさんがいかに「シゴデキ」か。

心を込めて「ごちそうさま。」を伝えましょう。


また、自炊することで関連する経済の動きにも敏感になります。
スーパーに足を運べば売れている商品や価格の変動から、食品業界や流通・小売業界の動向が肌感覚で理解でき、投資先の選定眼も養われていきます。

物価の波を感じ、各社の企業努力をお皿の上で自ら確認する行為は立派なマーケットリサーチなのです。


自炊という行為は資産形成のスピードを上げると同時に、FIREを目指し、そして達成した後の人生の質を両立させる最も確実な土台です。 

 

外食という「他者への依存」を減らし、自らの手で価値を生み出す喜びを知ることは自由な時間を謳歌するための精神的なよりどころにもなります。

「2日目のカレー」をあたため直す時間さえも、将来の自由を醸造する大切なプロセスとして楽しみましょう。


お粗末さまでした。

 

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