
FIRE達成を目指して支出の見直しをするなら、住居費にメスを入れることが効率的な資産形成を加速させるための重要なポイントになります。
家計支出のなかで最も大きな割合を占める「家賃」。
生活エリアや家族構成、こだわりの条件によって家賃相場はかなり変わってきます。
そこで私は、初期費用を大幅に抑えられる「UR賃貸住宅」を優先的に検討することをおすすめします。
住居費という大きな支出を少しでも抑え、その分を投資に回す努力がFIREへの道を確かなものにするからです。
「URであーる♪」のCMでおなじみのUR賃貸住宅(独立行政法人都市再生機構が管理する賃貸住宅)は「礼金、仲介手数料、更新料、保証人」が不要という大きな特徴があります。
これは入居時の初期費用とその後も更新のたびに継続的にかかるムダな支出を大幅に削減できることを意味します。
UR賃貸住宅とは、戦後の住宅難や高度成長期の都市開発の歴史的経緯から旧日本住宅公団をルーツに持ち、住まいのセーフティネットとして都市の再生を担う役割を担っています。
その規模は全国で約70万戸に及びます。
(出典元:UR都市機構ホームページ)
居住者の特徴として古くから住む高齢者が多いイメージですが、近年は「子育て割」などの制度で若い世帯の入居推奨にも力を入れています。
多様な世代が共存しており地域コミュニティも比較的しっかりしているのです。
URの有名団地としては、東京では「ひばりが丘団地」「晴海アイランドトリトンスクエアビュータワー」などがあり、大阪だと「新千里東町団地」「千里竹見台団地」などが挙げられます。
いずれも都市部や主要駅からアクセスしやすい立地にあることが多い。
私も過去に数年間UR賃貸住宅に住んでいたことがあります。
15階のお部屋からは都内なのに富士山を拝める最高のロケーションでした。
実際に居住して感じた良い点と悪い点をお伝えします。
■個人的に感じた良い点
- 初期費用の安さ
礼金、仲介手数料、そして更新料がゼロなのは最大のメリット。「いったん住んでみて気に入らなければ引っ越せばいいや」と初動のハードルも低くなりました。
- 立地の良さと快適室内
駅から徒歩数分で室内リフォーム済みのきれいな物件が意外と多く、同条件の周辺相場と比べるとコスパは高いと感じます。
- 管理レベルの高さ
共用部の清掃が行き届いており、区画ごとに管理棟もあるため困った時にすぐ来てもらえる安心感がありました。
- 生活インフラの充実
古くから住む高齢者も多いためか八百屋さんやお肉屋さんのお値段も良心的で、各種病院も集中しており生活インフラが整っていると感じました。
- 賑わいと安心感
小さな子どものいる若い世帯も多く集合住宅ならではの賑やかさがあり、活気を感じました。また夜遅く帰宅しても人通りが多く、変な緊張感もありませんでした。
- 退去時の明朗性
結構もめる退去修繕費もURの場合は予め室内設備ごとに価格が決まっていて、余計なトラブルがありませんでした。
■個人的に感じた悪い点
- 建物にオシャレ感は無い
やはり団地は団地。デザインや外観を重視する人には物足りないでしょう。レトロブームに乗っかってあえて団地に住むくらいの発想がいいかもです。
- 旧式の共用部設備
構造上どうしても限界があるので、エレベーターやオートロックといった設備がつけられない建物が多い。部屋の位置によっては不便かもしれません。
- 水まわり設備の古さ
室内でもリフォームできない箇所がでてきます。風呂トイレといった水まわりの基礎部分は古い設備のまま使わざるを得ない状況でした。
ただ、住んでいる期間でも外壁の塗り替えや共用部分のLED化など、順次改善が進んでいく様子も見られました。
その後、仕事の関係でやむなく引っ越しましたができればもう少し長く住んでいたかったくらいです。
実際、一度入居してみると居心地が良すぎて長く住むひとも多いらしい。
FIREを目指すうえでは少しでも支出を抑えてその分を投資に回す努力はつきものです。
家賃の見直しはその努力の中でも最も効果が大きい項目。
住居選びは様々な条件やこだわりがあるので家賃だけで判断するわけにはいきませんが、UR物件も候補に入れて検討してみることを強くおすすめします。
お粗末さまでした。
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