シャインマスカット今日この頃 | 独学の道Ⅲ

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自分で自分を変えることは、到底無理なことかもしれないが、それに望む気持ちの自力論は高尚で偉大である。
仮にその結果が甚だ振るわなかったとしてもだ。
By幸田露伴(努力論より)

今年は、もしかしてダメかなー、剪定を失敗してしまったかなぁー。

 

と先日まで諦めていました。滝汗

 

 

こちらの今年は雪が多く、そして気温も上がらず

 

なかなか新消が出てきてくれませんでした。

 

もうダメか、昨年の何が悪かったのか?とまで心の奥で思っていました。

 

ダメ元で、芽傷ハサミ サボテンMEBUKI B-11で

 

 

 

シャインマスカットの芽の後ろ1cm~2cmの付近にしっかりと傷をつけ

 

いざ芽吹いた時のホルモン因子後退を阻止するための処理を行っていました。

 

逆にこれが悪かったかなぁーとまで思っていたのですが・・・

 

しかし、

 

突如として芽吹いてくれました。

 

٩(๑❛ᴗ❛๑)۶ ヤッタ~!

 

 

 

と思い安堵し、その後は遠目に様子を見ながら

 

さくらんぼ果樹園の仕事に忙殺されてしまい

 

後回しになっていたシャインマスカットぶどう方面でしたが

 

流石に気になって、観察しに行ってきました。

 

さくらんぼの防除で余った薬液をシャインマスカットにも散布していたので

 

そうそう虫や菌にやられることはないだろうと思っての放置プレイでした。

 

 

私のシャインマスカットの枝作りは、自由整枝で主枝がハウスの中心にあって

 

そこから4本の枝を広げる形を取っています

 

変形X型栽培というのでしょうか?

 

H型剪定、I型剪定が一般的かと思いますが、

 

なんとなくバッサリと主枝を切るのをためらって、自由形になってしまいました。

 

 

新消は長いもので30cmになり、よくよく見ると花穂も付いています。

 

でも、新消の成長にバラツキがあり、あまり好ましいとは思えない成長です。

 

何処かのタイミングで揃えてやる必要が出てくるでしょう。

 

今はまだ、そっと成長を見守って行きたいと思います。

 

 

花穂の整形はまだ早い印象です。

 

あと1週間あたりでもう一度見に来てみてどうなっているか?という所です。

 

花が咲く一歩手前辺りで花穂整形が出来れば、最も良いタイミングだと思います。

 

 

今年のシャインマスカットは、第1回目のフルメットとジベレリンの

 

種無し処理を行うタイミングが、うまくいけばあとの流れは順調に行くと思います。

 

この数週間が決め手です。

 

 

 

そして、家業のさくらんぼの方はというと、受粉樹の実は赤くなり初めて、

 

鳥が味見についばみに来ています。

 

もう少し赤くなったら、私も今年初の味見をしたいと思っています。

 

 

出荷用の佐藤錦に関しては、まだまだこれから水分を吸収して大きく膨らむ途中の段階で

 

まだ色づきはありません。

 

収穫タイミングは6月20日前後ですから、あと3週間といった所でしょうか。

 

2Lサイズ以上に大きくなってくれればこっちのものです。

 

www

 

という事で、我が園地の様子をお届けしました。

 

最後まで御覧いただきましてありがとうございました。

 

 

PS、三味線って良いですね。

 

土生みさお (はぶ みさお)さんの三味線が心に滲みて居る今日この頃は

 

やはりアラカンの証でしょうか?

 

 

そして細川たかしの声と心のこもった歌い方に、心が奪われます。

 

青森独特の風雪の厳しさを表す三味線の音色は

 

おしん県の山形県の物悲しさと生活の厳しさの質と異なる雰囲気を現しています。

 

山形県は豪雪地帯に対して、青森県は風雪の厳しさが激しく

 

言葉もロクに最後まで話せずに、省略言語になり、「わ」(わたくし)で代表されるように

 

口の筋肉がかじかみ、独特の方言となり、それを打ち消すかのように

 

三味線の激しさで言語の省略を打ち消すかの如く

 

取り戻そうとしているかのように思えてなりません。

 

三味線の音色は、青森県人が言葉で表したくても現しきれなかった分の感情が

 

早口で押し寄せて伝わってくるような感覚を覚えます。

 

じょんがらとは常緑河原を差し、その省略された言葉の現し方は、

 

現代のイケメン、もしくはヤバイ→ヤバ[厄場]

 

(厄介な場所にいる江戸時代に造語された)に通じる略し方のように思います。

 

つまり、津軽弁は現代俗語を先取った形のものかもしれないと思うと

 

何だか感慨深く思えている今日この頃です。