おめでとう H3ロケット5号機 打ち上げ成功 | 独学の道Ⅲ

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自分で自分を変えることは、到底無理なことかもしれないが、それに望む気持ちの自力論は高尚で偉大である。
仮にその結果が甚だ振るわなかったとしてもだ。
By幸田露伴(努力論より)

 

測位衛星 みちびき6号を乗せた国産エコロケットH3が

 

2月2日17:30に種子島宇宙センターから打ち上げされ、成功を収めた。

 

 

 

地球上の重力から逃れて宇宙空間へと飛び立つためには

 

第一宇宙速度、秒速7.9Km 時速換算で2万8千4百40km/h(28,440Km/h)

 

という陽圧環境下での加速が必要であり

 

それが地上3万メートルの天空へと登るためには最低限必要なエネルギーだ。

 

エベレストの3倍の高さに行くのに、

 

どんだけの加速とエネルギーが必要なんだ!?って話です。

 

 

爆発を繰り返して焦げた匂いがするという宇宙空間。

 

それら領域にたどり着くには宇宙速度が必要だ。

 

地上の重力に逆らう為の第一宇宙速度から

 

地球の惑星引力に逆らうための第2宇宙速度、

 

回転する太陽系軌道の引力を離脱するための第3宇宙速度

 

いて座Aスターのブラックホールを中心に回転する銀河系を離脱するための第4宇宙速度

 

そして、真宇宙空間を移動するための第5宇宙速度が知られている。

 

 

現在、第一宇宙速度までは陽圧下エネルギーが必要で、

 

つまりは大気という摩擦係数を相殺するためのエネルギー。

 

そのためには、いわゆる加速度に費やすエネルギーが

 

酸素と水素の2液燃焼方式と

 

固形化学物質を燃焼する方式があり、

 

技術的には前者の液体燃焼方式がメカニズム的に複雑であり、

 

いわゆる発射失敗の大部分がこのメカニズムとコントロールが上手くいかずに

 

それが失敗の原因を作っている。

 

何故に簡単な以前のような化学固形燃料方式ではなく、

 

爆発の恐れがある液化燃料の混合燃焼方式を用いるかといえば、

 

生産コストが格段に安いから、そしてスリム化出来るからということ。

 

今後ロケットを多量に宇宙に旅立たせる為には、

 

コスト的に致し方ない選択肢なのだろう。

 

 

 

H3ロケット成功の話から外れてしまうが

 

宇宙を航行するには、これらの固形燃料や液体燃料では役不足であり

 

イオン燃焼推進方式の他に

 

宇宙空間に存在する水素を集めて加速するラムジェット方式が今後の主流になると思われるが

 

ダークエネルギーとダークマターの分布の濃淡によっては

 

コレがうまく使えず、銀河系宇宙空間に捕まってしまう可能性が大きい。

 

 

それを離脱して、宇宙船の自由航行を可能にするためには

 

陰圧環境下での推進力を人類は見出さなければならない。

 

 

宇宙人がいると仮定して、彼らが地球を訪れるためには、必ずこの陰圧環境下における

 

推進方式を発展さていると思われる。

 

 

真空の空間には真空空間が何故だか生まれてくる。

 

お分かりになるだろうか?

 

無から無が生まれるというのだ。

 

陰圧である真空の空間には、また更にどこからともなく真空空間が生まれるというのだ。

 

地球史上、2000年前のインド人が発見したゼロの概念と

 

数字を発見した6000千年前のシュメール人によって、

 

尺度が生まれ、有限と無限の概念が産まれた。

 

それは、地球上の大気の存在する空間下ではプラスの概念、実数であり、

 

6000年の時を経て今に至る。

 

宇宙のように大気の存在しない、陰圧環境下では、地球の実数よりも

 

1535年タルタリアやカルダノが発見した虚数での思考が必要になってくる。

 

タルタリア肖像画

 

あとどれくらい経れば、虚数での推進力概念が構築されるのだろうか?

 

事象の地平線で有名なブラックホールが存在する部分には

 

部分的真空空間を持つ宇宙は間違いなく拡大していくのだ。

 

この空間を制する概念は、核燃料を主軸とする実数概念が乗り越えられるのか?

 

それとも陰圧虚数概念がメインになっていくのか?

 

興味が尽きない。

 

 

この理論は、宇宙を勉強している人しか・・・ナンジャラホイ

 

という認識かもしれない。

 

頭上右上のどこからともなく・・・あんたバカ!!!

 

という声が聞こえたので

 

話が飛躍してしまったと我に返ったので

 

モトイに戻すと、H3ロケットの発射成功は

 

これら宇宙への関心を強めて、ひいては陰圧環境下での推進力の発見に

 

結びついていくのではないだろうか?と個人的に思いを馳せてしまうのだ。

 

 

今日もめんどい内容を最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。