我が家は農家
・・・だからバッテリー充電器は、そこら辺に転がっている。
しかし、あまりにも昔のもの過ぎて、全てマニュアル仕様な上に埃がかぶり
何だか信用できない。
コンセントを挿すと、アナログメーターは動くのだが、
いかんせん一方通行の充電で、私の感性に合わないので使わない。
つまり、そこら辺に転がっているという言い方が正しいかもしれない。
溶接機も同様に、きっとアーク溶接専用の200V仕様だと思うが
これも、私が安全講習をして知っているものと違い、
説明書もないような誇りをかぶっている骨董品で、
きっと死んだおやじが若かりし昭和の頃に使っていたものだろう。
やはり、その子であるらしく、私もあらゆるものを買い集めており
益々、おやじが辿ったであろう道を順調にトレースしている昨今であることに
徐々に気が付き始め、確信に変わってしまい笑いが止まらない今日この頃だ。
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さて、以前から使用しているバッテリー充電器の一つに、
セルスターCC-AT30というアナログ充電器があるのだが
12V鉛電池専用充電器であり
開放型バッテリーと閉鎖型バッテリーの二つに対応する切り替えスイッチが付いており
充電アンペアは3Aとなっている。
単純に3Aの電流をバッテリーに送って、電圧が上がってくれば充電完了という仕組みだろう。
以前の昔は、そういう時代だった。
ある程度は充電器で充電して、何度か充電をしてみて、いよいよ以て充電不良となったら廃棄する
という・・・鉛バッテリーの宿命のような扱い方が普通だったが、
最近では、テクノロジーが進化してきており
また、CCA測定器なども普及し始め
左にあるようなデジタル電圧計のみならず、右のCCA測定器によって
バッテリーの品質を知ることが出来るようになってきました。
また最近のバッテリーにはCCA値も表示されるようになりました。
以前の昔のバッテリーは、左のローマ字と数字の組み合わせ記号を読み解いて
容量を知ることしかできませんでしたが、現在では右赤丸のように記載されています。
一応の為に説明書きを書いておきますが、
CCA値(コールドクランキングアンペア)とは・・・
この数値は、バッテリーにエンジンを始動させる能力がどれだけあるのか?の初期値であり
仕様や時間の経過と共に劣化して数値は下がっていきます。
RC値(リザーブキャパシティー)とは・・・
この数値は、25アンペアの電流でどの位の時間10Vに落ちるまで連続して、
連続放電可能なのかを示す数値です。
Ah値(5HR)とは・・・・5時間率という表現で一般的表記であり、
その他にバイクなどは(10HR)10時間率や、
ディープサイクルバッテリーの(20HR)20時間率もあるようです。
この数値は、満充電から10Vに下がるまで取り出せる電流がどれほどあるのかを示す数値であり
いずれも、数字が多いほど容量や能力が高いことを示しています。
そんなことで、先日、BMWのR1200GS 2014年モデルのバッテリー充電の為に
テックメイトのオプティメイト4という充電器を買った訳ですが
この充電器の、最大の特徴は、キャンバスCAN-BUS充電
つまりはシガーソケットみたいなソケットに突っ込むだけで充電が出来ること
そして、その他に、パルス充電が出来ることが最大の売りであり
それはつまり、廃棄するはずだったバッテリーが再生してしまう機能という事であり
だいぶバッテリーを買わなくて済むので、お金を節約出来るという意味を持っています。
しかし、それにはネックがあり、それは充電スピードが遅いのです。
1.25Aでの充電なので、凄く時間がかかります。
特にトラック用のバッテリーの場合には容量が多いので、
確かにサルフェーション除去という事を鑑みてみると、
低電流充電という方法が正しいのかもしれませんが
やはり、ある程度サルフェーションが除去されたら、
大電流で充電して時短して欲しいと思う気持ちもある訳です。
今回トラックのバッテリー2個を充電するのに
延べ3日間かけたって吞気すぎませんか?
やはりもう少し早く充電を終わらせたい。
という事で、今回、充電器を買い増しました。
それは、LVYUANの12V24V対応の10A充電器です。
TECMATEオプティメイト4の1/4の値段で、1.25Aから10A充電が出来るってことで
昇格したような充電器です。
今まで使用していたものよりは、充電電流値が多く
しかもサルフェーション除去の為にパルス充電モードも付いています。
これで、安心して充電が出来ます。
実際に使ってみないと分かりませんが、除雪機のバッテリーも3つあり、
耕運機やトラクター、運搬車や
その他にもたくさんの鉛バッテリーを毎回充電しなければなりませんので
充電器が3つあっても、多過ぎるということはありません。
逆に時短になるし、パルス充電でサルフェーションが除去されて
充電する毎にバッテリーが復活していくことを鑑みれば、
買って良かった選択だと思っています。
探せば20A充電器とかありますが、やっぱりサルフェーション除去が優先ですので
今のところ、これで良いと思っています。
今後、CCA測定器の抵抗値などを見ながら、
変化していく充電ライフを楽しんでいきたいと思います。
本日は実にマニアックな記事を最後までご覧いただきましてありがとうございました。
農家は、実は結構頭使う職業だったと云う一例の内容の記事でした。
それではまた