農作業と記録 | 独学の道Ⅲ

独学の道Ⅲ

自分で自分を変えることは、到底無理なことかもしれないが、それに望む気持ちの自力論は高尚で偉大である。仮にその結果が甚だ振るわなかったとしてもだ。By幸田露伴(努力論言葉より)

今日から本業は休業です。

 

さくらんぼ園の作業にどっぷり漬かる前に、

 

シャインマスカットの第1回目のフルメット入りジベレリン作業と

 

ツル切りと葉っぱの管理剪定を行い

 

また、トマトの二本仕立ての支柱と誘因を行い、

 

ナスなどの害虫消毒と殺菌剤などの防除作業を一通り済まして

 

更には、ゴミをまとめて処理場へと運んで、

 

更には、高圧洗浄機で、周辺の外壁などを洗浄して

 

さくらんぼのお客様をお出迎えする準備を整えました。

 

 

 

先日、ワークマンで購入した2万6千円もする空調服が大活躍で

 

一日中、風を身体に浴びながら快適に仕事に励むことが出来ました。

 

やはり2万6千円の価値はありました。

 

充電も早いし、やはり労働者の見方であるワークマンです。

 

 

 

 

広大な敷地の草刈りも・・・2日間をかけて、ほぼほぼ終わり、そしてまた

 

今後の事も考えて、除草剤を30Lも作っては、広大な面積を歩き回りながら散布して

 

7月の第2回目の大規模除草作業を少しでも減らそうと画策して

 

足が棒になるまで歩き続けて作業を行いました。

 

 

足の悪い高齢の母には頼めず、何せ私一人でやるので、

 

ふとアイフォンの歩数計を調べてみると

 

歩数が毎日1万歩が平均値となり、どうりで疲れる訳だと思いながら・・・

 

ビールを飲む右手が罪悪感など感じずに、益々意気揚々とはかどってしまいます。

 

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やはり農業は歩くことが仕事のようなものだと改めて思い知りました。

 

 

明日は、朝5時から、サクランボの収穫作業を少ししてから、

 

朝食後は、記録をとる作業を引き続き行いたいと思います。

 

 

さくらんぼの木の樹勢を調べる為に、新梢と云う今年伸びた枝の長さを計って

 

来年3月の冬の剪定の切り戻しの強さを決めます。

 

またこの新梢の伸び具合で、肥料を与える量も決めます。

 

 

木の下に立って上を眺めて日当たりの状態を確認し、

 

葉っぱが多くて日差しがさえぎられるのであれば、

 

主枝、亜主枝、副枝とある枝の数を減らして日当たりの状態を良くしたり

 

また採取する労働者があまり高い所へと登らずに採取できるようにと、枝を切り戻したり

 

樹勢をコントロールしながら、来年、再来年と採取し続けられるように

 

新梢の伸び具合や葉っぱの茂り具合を記録しておきます。

 

 

そして、実の数がどれだけ成っているのか?

 

たわわなのか、まばらなのか?適正なのか?

 

そして大きさは何ミリが最大で、玉石混合なのか?それとも良い果実ばかりなのか?

 

それとも、商品価値の低いものばかりなのか?

 

 

実のなり具合と色づき具合、そして葉の大きさなどをノギスを使用しながら記録していきます。

 

 

スケッチブックに園地の状態と木の配置図を書いて、

 

事細かに記録しても、一日で園地の半分しか書き記すことが出来ませんでした。

 

 

 

更には、病気や害虫の状態も写真を記録して、木の一本毎に病気の状態を書いていきます。

 

 

これは木の中にカミキリムシが入って、樹液が沁み出している居る状態です。

 

 

葉っぱの一部が枯れているので、肥料が強いのか?

 

防除時の農薬液が葉っぱに残っていて日焼けしたのか?

 

それとも、アブラムシなどに葉の養液が吸われて枯れている病気のサインなのか?

 

 

これは完全に害虫に葉っぱを蝕まれて食われてしまった跡

 

農薬の散布が行き届かなかったという事かもしれない。

 

 

そんなことで、本日は、園地の木の樹勢の状態を記録するという一日で

 

夕暮れが来てしまいました。

 

 

明日も残り半分の園地を記録して回り、

 

それから、もぎ取りの手伝いや、発送の手伝いを行いたいと思います。

 

 

そんなことで、サクランボ園は大忙しです。

 

毎日8人の人に手伝ってもらっています。

 

人件費を考えると、頑張ってサクランボを大きくしないと・・・

 

 

という事で、本日も最後までご覧いただきましてありがとうございました。