いやー今日も雪が降っています。
2週間前は20度までいったのに・・・
本当は今月中旬には、初乗りしたかったんですが・・・・
それでも、道路に雪がない時には、結構新潟から山形方面に来られるバイカーも数台いるんですよね。
それを見ると、あー俺も走っちゃおうかなぁーって誘惑に駆られてしまいます。
そんな中で、先日、直線トンネルを抜けた直ぐのカーブでバイクが突っ込んだ事故がありました。
地元の方で、何度もそこを通っているはずなのに?
年齢的なものか?
スマホなどをいじっていてカーブが曲がり切れなかったか?
トンネルの一か所がいつも濡れている部分があるので、その水の影響を受けたか?
ちょうど鉄板と鉄板の間の溝が1cmほどある部分が50mほど続くので、そこにタイヤを取られたか?
などなど事故の原因を考えてみるも・・どれもわかりません。
しかし、初乗りをするとなると、道路の端に溜まった砂が転倒の一番の原因でもありますから
本来は、道路清掃車が路肩をキレイに掃除してから乗るのが
本来最も好ましい訳ですが
何時の頃からか、
年に数回出動していた清掃車が、予算の関係上、年に1回になってしまいました。
ということで、昔はゴールデンウィーク前には人手が出るからと、
必ず4月中には道路清掃車が路肩付近の砂を払っていたので、
出来れば、ゴールデンウィーク以降に走るのが最も好ましいのでしょう。
でも私はそれまでは待っていられませんし、
現在所有バイクは、ミシュランアナキーアドベンチャーという
オフロードに対応しているタイヤを現在履いているので
雪がなければ・・・・いけるでしょ・・・と軽い気持ちでいたのです。
しかし、たまたま、ネットで検索していると・・・
気温10度以下のハイグリップタイヤは超危険!!という内容を見て
あっ!!!忘れてた。
そうだ!夏タイヤと冬タイヤの違いがあったんだ・・・と思い出したのです。
夏タイヤは気温10度以上で使用することが想定されており
冬のスタッドレスタイヤは10度以下で性能が発揮されるように設計されているのです。
つまり、バイクタイヤも同様に、10度以下では極端に性能が低下して
コンパウンドのグリップ能力が低下してスリップの危険性を高めてしまうです。
白線やマンホールなどのミューの低い状況のみならず
気温が低い状況時のアスファルト道路でも、バンク時にも同様にグリップ力を失ってしまうことから
スリップによる転倒の危険性が一段と増す訳です。
最近ではカワサキ車にはKTRCなどのバンク時にもスリップを感知して
トルクを抑える電子制御システムが付いていますので、
BMWの水冷エンジンの新型モデルやスズキの新型車などにお乗りの方々は
電子制御のおかげで・・・おっ今滑ったな?で済むと思いますが
ABSが付いていない旧車を乗っている方は、
10度以下の気温での交差点などのカーブは、滑るので気を付けた方が良いかもしれません。
ネットで、調べると、タイヤは乗っていると温度が少しずつ上がってくることが分かりました。
現実的にタイヤの温度を上げる方法としては、発進と停止を繰り返す。
もしくは、加速と減速を繰り返して、タイヤに撚れや負担をかけてあげることで
少しずつタイヤの温度が上がるようです。
深堀りして調べてみると、一日乗っていると、乗り始めてから1時間ほどで
タイヤ温度は気温プラス10度までは上がるみたいです。
ですので、気温が低い状況で乗る場合には、乗り始めてから1時間は
とにかくどんな路面でも、雨降り路面のようにツルツルと滑るんだ
という意識をもって乗車することが大切なのかもしれないと思わせられたのです。
motostudyブログを見てみると、ハイグリップタイヤとノーマルタイヤで
温度域がかなり違うことを示す図があったので、拝借させていただきますが
ツーリングタイヤの使用温度域は10度から50度の設計で
20度から30度付近に最もグリップ力が出るようにコンパウンド配合の設計になっており
ハイグリップタイヤは、30度から80度までを使用温度として想定されており、
60度から70度付近で最もグリップ力が出るコンパウンド設計になっていることが一目瞭然です。
またNSSPEEDWAYさんのブログを見てみると
ツーリングタイヤでさえ、0度から15度付近までは
タイヤウォーマー(80度~90度)を使用することが表示されています。
私のような素人は、タイヤの排水溝のパターンや
ブロックタイヤ形状でさえあれば、何とかなるだろうと考えてしまいがちですが
実は、排水溝の形状やグリップパターンなどではなく
タイヤ自身の温度が、グリップ力を左右するのだ
という部分を見逃しているような気がしています。
ですから、これらの情報を元に天気予報を見て、
気温が10度を上回ってから初乗りしてもいいのかな?
と思い直すようになりました。
そして地元の天気予報を見てみると・・・・
3月12日に最高気温11度になりますが、1mmの小雨の予報で翌日雪マークですので
昼の一瞬だけは、かろうじて出せそうですが・・・
その後はまだ10度以下の気温となり、非常にタイヤにとってはスリッピーな状況が続きそうです。
ですので、今年は3月20日以降の天気予報をもう一度確認して
バイクを始動するか
と、予定しています。
ユーチューブのモトブログなどを見ていて、
みぞれ交じりの高速道路を走っている若者たちを見ていると
俺もイケるんじゃね!!
って錯覚してしまいますが、結局、事故ったら終わりですから、
なるべく安全を考えて、もう少し待機していようと思いました。
今回は
バイクを乗る人たちの参考になればと思って、書いてみました。
それでは、皆さんご安全に!
最後までご覧いただきましてありがとうございました。