一体全体、この日本はどうなっている?
タイトルにもあるように
何が問題なのか?
何をしたいのか?
ですが
問題なのは、刑務官がいい迷惑だという事です。
何で辛い思いを共有しなければならないのか?
制度の不備が引き起こす専門刑務官への社会的DVではないだろうかとも思うのです。
次に、被害者家族は被害者自身ではなく、
事件に関連する憤りの感情をもつ関係者という事です。
しかしながら、残された家族の気持ちは辛いものです。
故に、その為に刑期があって、収監されていると云っても過言ではないでしょう。
それに輪をかけて被害者家族の声を届ける事は、
ある意味で、刑期をまっとうしている加害者の精神的イジメにもつながる制度です。
被害を受けた本人の声ではなく、
その家族の心情を専門刑務官によって歪曲させられて聞かされる訳ですから。
そして、もう一つの重要な問題は
歪曲思考が2人分入ることによって、真に言いたいことが伝えられない事です。
被害者家族は、相手の顔を見て話せません。
故に不平と不満、憤り部分という負の面を伝える他はなく、
クレームだけを伝えるのでは納得が出来ないでしょう。
また、その話を聞いた専門刑務官はそのまま伝えたりすることないでしょう。
やんわりと受刑者に悟ってもらうべく伝える事でしょう。
つまり、二人分の本来の気持ちが捻じ曲がってしまう危険性があるという事です。
故に、何の意味もない制度です。
法務省は、刑務官の仕事が暇だから、そう云った勉強をさせる為に
上から目線で、形だけのこのような制度を作ったかのように思います。
被害者の家族を殺人によってこの世から消した加害者を
復讐・襲撃したい気持ちは誰にでもあることでしょう。
しかしそれを辞めさせるために刑期がある訳です。
最近、裁判員裁判などの制度によって、誰とも知らぬ者が適当に刑罰を決める世の中です。
被害者家族にとって、これもある意味での最悪とも云える制度でしょう。
素人が点と点を結び、推測によって罰を決める訳ですから。
本来、その事実上の点は、真実という濃密な線の一部でしかありません。
毎日接している目の肥えた専門家は、
その真実に最も近い状況を予測して刑罰を判断することでしょう。
しかし素人は点と点の数という情報そのものが少なく捜査行為も出来ず、
与えられる情報のみですから、刑罰の素要因を少なく見積もる傾向があると思うのです。
被害者家族は、そもそもそこに不満が募るのではないでしょうか?
そういう事からも、日本の刑罰はそもそもが軽すぎる傾向があるように思います。
もしも、誰の目からも重い刑罰に見えるならば、むしろ加害者に対して不満など無く
安心して国を信頼し、また、出所してきた加害者に対しても
よくやったと多少の同情をも持つのではないでしょうか?
故に、日本の裁判での刑罰があまりにも軽すぎるが故に、周り廻って
被害者遺族が憤り、その憤り分を専門刑務官が話を聞くという役回りになって
背負わされているようにも思うのです。
そう云う意味で、シレッとそう云う制度を作ってくる法務省は
完全にアホだなぁ~とも思います。
誰もめんどくさい事はしたくないですよ。
刑務官だって公務員ですから、めんどくさい事は嫌ですよ。
加害者だって、更生施設で仕事をして刑期を全うしている中で
昔を思い出させるようなことをわざわざ聞かされて、泣けと云われて・・・。
被害者の声を聞いて、悲しめとまで、伝えられて
そんな新制度に意味などあるのでしょうか?
日本の上層部って制度を作ればいいと思っている所がありますが
いつまでこんな無意味なことを続けるのでしょうか?
意味のある事、今後に繋がる事に力を使っていただきたいと思います。
加害者と被害者家族が直接会って話す機会を多く作るとかの方が
よっぽど双方の為になる気がしますけど。
本日はそんな風に思っています。
専門刑務官の方々、本当にご苦労様です。