韓国は、日本の経済状況とは別の意味で
何となくヤバい状況に置かれているような気がしています。
日本は金融緩和の影響や少子高齢化のみならず、サプライチェーンからの供給不足による
依存を少しずつ減らして、中国依存から日本企業での供給に変えてきているものの、
依然として海外依存度の高い国であることは否めません。
韓国も同様ですが、ハードカレンシー(基軸通貨国)と
ローカルカレンシー(他国で通じない通貨)の違いがあり、外国為替レートに左右されます。
現在時刻で、韓国の為替レートが、ドルウォンで1342と急上昇しています。
1997年通貨危機時のUSDドルと韓国ウォンの相場チャートです
そして、韓国経済の指標 韓国株式総合指数KOSPIチャートです。
現在2481となっており、韓国国民はお金を借りてまで自国株式の投資を行っているから
株価が下がれば、比例して家計負債が膨らみ、現在の多重債務者が10人に1人から
更に拡大してしまうこともあり得ます。
何故そうなるかというと、韓国の場合KOSPIの信用売を
禁止している法律が存在しているからです。
本来信用売りが可能なら、ピークの時3300付近で信用売りを仕掛けておき、
2500辺りで買い戻せば、800もの儲けが生まれたに違いありませんが、
韓国国民の基質を十分知っているムン・ジェイン大統領は、
信用売りの勢いで、更に株価が下振れしてしまうことを懸念して
そのような、へんてこな徳政令な法律を作ってしまったのです。
結局KOSPIインバースというジャンルを買わせられる事となっています。
さて、ムンジェインがばらまき政策やこれらの信用売り禁止法律など
・・・様々な悪法によって、
政府負債を膨らませた訳ですが、韓国の政府債務や国内GDPの推移を見てみると
韓国政府、総債務残高 52.04%
韓国自国通貨建てGDP 21,657,080億ウォン
債務とGDPは、どちらも若干の右肩上がりを示しています。
これでドルウォン相場が下がってさえくれれば、貿易的には輸出入で
ボリュームが増え・・・潤う所ですが
1ドル1342ウォンから更に1500ウォンまで上がってくならば
輸入時の為替損益による政府債務が膨れ上がり大変になります。
如何にウォンの価値を上げていくのか?
ユン・ソクヨル大統領は、そこら辺がわかっているのでしょうか?
それとも、部下に丸投げで、対策案を出せとか言っているのでしょうか?
もしも、部下に丸投げでの経済を組み立てするなら、
結局、ムンジェインと同様に日和見政策となって経済破綻、
つまりはデフォルトが発生する確立が非常に高くなるでしょう。
今のところCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)は
3月に3%だったものが7月には5%に上昇しましたが、それでもまだ5%ですので安心であり
デフォルトの懸念はされていませんが、財政の舵取りが難しそうですね。
はてさて、K国は財閥経営体質をどうするんでしょう?
日本のハードカレンシーも円安ドル高も気になるところですが
ローカルカレンシーのウォン安ドル高も気になる所です。
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