スリランカが、中国から一帯一路計画で借りたお金が返せずに
デフォルトしました。
中国債務は僅か10%で・・・
中国に泣きついて、スリランカが中国傀儡政府になってしまえば、
復活は可能だと思いますが、どういう思惑があるのか
2022年7月21日就任の新大統領 ラニク・ウィクラマシンハ大統領は
すかさず・・・10%の債務を貸し出している日本に頼ってきました。
農業政策の失敗で国外脱出したラジャ・パクサ前大統領
モルディブに滞在して、その後シンガポールに滞在して今月24日に帰国した場合、
一体どうなるのでしょうか
スリランカ国内に1人残って、立て直ししようとするウィクラ・マシンハ大統領
前大統領は24日に帰国した時、スリランカは俺の国だ
とラジャ・パクサは言い出すのでしょうか?
この二人のやり取りも気になるところですが・・・www
スリランカのデフォルトの元凶は、有機農業という方面に大きく舵を切った結果
化成肥料などを使って栽培したものよりも、通常で30%減産であるところが
無農薬、有機農業であったが為に、誰もその術を知らず90%減の生産量となり
食料不足分の90%をウクライナなどの穀倉地帯に頼らざる負えなくなったタイミングで
今度は通貨の暴落が発生して、スリランカでの食べ物が買えなくなって
支払い不能状態のデフォルトを発生させたというデフォルトです。
食料自給率と農業生産量を復活させるには、
化成肥料を用いた農業の復活と自給自足率を高める政策が必要ですが、
現在化学肥料も全世界的に値上がりをしており
通常の倍弱になっているとのことで、これはこれで購入すること自体も大変です。
そして、次に通貨暴落問題です。
IMFなどと協議の上で、日本は融資を行うことでしょうけれども・・・・
問題は立て直した次の部分も考えておかなければならないということです。
つまり通貨スワップ協定を結ぶのか?です。
現在、スリランカは、インドと10億ドル(1270億円)のつなぎ融資の為の
通貨スワップを申し込んでおり
日本も同様に、基軸通貨国としての通貨スワップを行うことになるだろうと思います。
しかし、度々スリランカがデフォルトされたら、日本もたまったものではありません。
今回の日本への訪問は、中国やインドから借りたお金の返済のために
火の車状態から抜け出そうともせずに、
単に借りて右から左に返すだけの考えであるとするならば、
絶対に問題であり、通貨スワップや融資は止めたほうが良いです。
日本国民の血税ですから、そうホイホイと何でもかんでも大盤振る舞いで
お金を出してしまう岸田総理ですので、ある意味・・・そこが心配です。
IMFと頭を突き合わせて、政府の返済計画と国民の貧困脱出
政権の安定(中国に乗っ取られない、暴動革命の鎮圧)が図れるようにすること。
せめて5年~10年間は安定的に債務履行が行えるような中期計画の確約を
得なければ、貸してはいけないと思います。
鉄道などのインフラ事業を日本の国土開発株式会社を参加させるとか?
農業機械や建設機械は、日本のコマツを使うとか?
ビル開発事業や電力施設の建設を日本原電が賄うとかして、
コンサル契約を結ぶなどして、日本との結びつきを深くしてもらえれれば
堅い復活は可能だと思います。
今日はそんな風に1人で思っています。
9月に訪日して岸田総理と面会するスリランカ・ウィクラマシンハ大統領は
どういう思惑で訪日するのでしょうか?
本日もご覧いただきましてありがとうございました