ユーチューブ界隈では、景気後退の言葉を最近目にします。
一つにはFRBの政策金利利上げによるリセッションという
コントロールされた景気後退という意味と
もう一つは、暴落のきっかけが発生することによる株価の下落に連動し
全世界的な暴落、つまりはショックが起こる事も考え得るというリスクです。
現在その代表的な指標がアメリカの雇用統計発表と政策金利率によって
CPIインフレ率が2%が理想の目標となっていますが、現在8.5%ですから、
まだまだ政策金利を引き上げて
加熱した状態を軟着陸させるように導かなくてはならないという流れな訳です。
ちなみに、アメリカの過去のインフレ率と政策金利の関係が分かるチャートです
単純に政策金利の数字を、インフレ率よりも高く設定しないと、インフレが下がらないので
政策金利10%まで上げるとなると、あと3年は利上げを続けていかなくてはなりません。
その問題の、アメリカの政策金利の推移ですが・・・
7月27日に 0.75%の4回目の利上げを行って、2.5%となりました。
そしてパウエル議長は年末までに3%から4%を目標に利上げしていきたいとの趣旨を
語っています。
1回当たり0.5%ずつの利上げだとしても、あと1回から3回は利上げのタイミングが有り
その度に株価が下落するタイミングを作ってしまいます。
現在日本はゼロ金利政策によって、景気熱をコントロールすることなどは以ての他であるほど
景気が低迷している現状であり、また円安という状況も孕んでいる。
しかしながら株式市場は金融緩和バブル状態で、実体経済との乖離がある状態が続いています。
もしも、アメリカ発のリーマンショックのような株価暴落があったならば
打つ手がこれ以上無く、為す術がないまま連鎖変動して、
株価の暴落へと奈落の底まで落ちていくことが予想されます。
今ならアメリカ株のドル高を利用した決済で評価益の儲けが生まれる状態ですので
一旦、決済して利確するのも一つの手・・・かもしれません。
さて、どういう状況がこの株高状態を作ったのかは知りませんが
アメリカの代表的強い会社を集めたS&P500と
ハイテク・グロース企業を100社集めたナスダック100によって、
アメリカのどこら辺が強いのかを知ることが出来ます。
まずはS&P500を見てみると、2012年よりコロナショックで冷水を浴びせられたものの
なお右肩上がりで
金融緩和政策から真逆のFRB政策金利上昇の繰り上げ開始を受けて
株価は徐々に下行線を辿りましたが
またもや5月より急上昇し始め20日移動平均線を上抜けてきています。
RSIが52程度だから、まだまだ70位まで、
株価で云う所の4500ドル位までは株価上昇することでしょう。
そして、昨日バイデン大統領が半導体に7兆円を投資すると表明。
これで、ハイテク企業中心のナスダック市場の勢いは強くなるでしょう。
これはRSIが80近くまで上昇しているから、一旦下落をして20日移動平均線を
タッチダウンしたところで、上昇に転ずるだろうと思われます。
いたってアメリカの株価は健全な伸びを示していますが、
とある筋では、74%の確率で今年中に暴落が始まると予測していますが
あながち無くはないと考えていました。
しかし、日本の株価もそれ程弱くはありません。
まずは日経225を見てみると
上昇トレンドが頭を抑えられた形で止まっています。
リーマンショックの時に8,000円だった株価はコロナショックの16,000円を超えて
現在は3倍強の28,000円となっています。
昭和バブルが36,000円だったから、
ある意味で量的緩和バブルに近い状態であるのかもしれません。
ただし、いつも温水プールに入っていると温度に慣れてしまって無感覚になるように
豊かさに慣れてしまって幸せを感じられない状態の今なのかもしれないのです。
工業中心のTOPIX500も見てみると
堅調に推移していることが分かります。
まだまだ伸びる余地を残しています。
日本が伸びるにはやはり工業を中心に
投資と開発をしていかなければならないのかもしれません。
日本の株価を見てみると、日経225がリーマン・ショック時に
8,000円まで下落して、多くの一般投資家を退場させたように、
いつかはガス抜きの暴落というのは有り得る話なのですが、
どのようなタイミングでそれが発生するのでしょうか?
ユーチューバ達は、マイケル・バリー氏の株価の90%が暴落するという
過激な自論を手球に解説をしています。
また過去11回の8回目でリセッションが74%の確率で起きたという統計も見逃せません。
はてさて、株価はどのようなタイミングで下落トレンドへと向かい、
そして、どのタイミングが底になるのか?
今から信用取引の仕込みを行っていても良いかもしれません。
私がテクニカル分析の一つとして自然な流れと捉えるならば
ナスダック指数は120ドルあたりが長期移動平均線上の付近にあたり
またS&P500の3,300ドル付近が長期移動平均線上に当たるから
あと25%の暴落は妥当だと考えるのです。
今は強欲が勝る指数となっており、実態経済からの乖離があるのではないだろうか
とも思えるのです。
とにかく20%程度の暴落という冷水を市場経済に与えないと、
K国のように借金してまでも株を買うという、加熱した株式市場を落ち着かせるには
致し方がないのかもしれません。
ロジャーパパの意見と私も同意見であり、
私は、一旦利確を行って、暴落に備える準備体制に入りました。
今後発生するであろう暴落後の底値を鑑みて、来年再チャレンジを計るつもりなのです。
それまでは毎日の株式変動で肝を冷やされることは無くなるでしょう。
www
本日も素人の分析を御覧いただきましてありがとうございました