登山用品に浪費する日々。
ユニクロのシャツでいいじゃないかと・・・・いつも思うのだが、
やはりどうしても登山メーカーの衣類を購入してしまう。
30代はモンベルでひと揃えした時代もあったが、40代はTシャツとメリウールのアンダーパンツを
除いては、アンチ派になってしまった。
自分の身体に合うメーカーは、マムートとパタゴニアだが、最近はマムート熱も冷めてきて
パタゴニア製品が多くなってきた印象だ。
しかし不思議なのは、マムートがソリッドで洗練されて、機能美を追及しているのに対して
パタゴニアはデザイン的にラフなのに、なぜだか異彩を放つ、輝く製品が混入しているのも事実なのだ。
今はラインナップにはないが、R2フリースジャケットなどは伝説ではないだろうかと思うほど
良い製品であり、今でも手放せない。
これが着れなくなったらと思うと不安で仕方がないと思うほどにだ。
また先日購入したロングスリーブ フランネルワイシャツも生地もいいし、
デザインも色も着心地も最高だった。
金があったら、もう一枚欲しいと思えるほどにいい買い物をしたと思った。
そして、今回ポチったのはTシャツだ。
クール メリノグラフィックシャツというものだが、1000円の綿シャツでいいじゃないかと思うが
登山で綿製品はタブーであり、
汗が乾かず低体温症になり命を落とす理由の一つでもある。
逆に熱中症対策で、汗や水をたくさん綿シャツに浸みこませて、
風を利用した放射冷却効果による皮膚の熱中症対策をするという特殊な使い方をする場合もある。
汗の乾きがいいのは、何といってもファイントラックのインナーだが、
それに次いで化繊のポリエステル製品は秀逸だが、色々着てきた結果、残念だが
私の肌には合わない。ことが分かった。
そして化繊線維は乾燥すると凄く臭いが出てきて、3日・4日とは着続けられないのだ。
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登山では、濡れて冷えない限り、基本的に着替えないタイプだから・・・
普段ランニングなどをする場合は、毎日の洗濯をするから気にならないが、
登山縦走中は着替えられない。
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軽量化の為
それで、登山に最も適する素材がウールなのだ。
ウールは、乾燥も綿製品よりも早く、速乾Tシャツの臭いもしないので登山に適する素材なのだ。
但し乾き時間に関しては、速乾素材10分、ウール30分、綿60~90分なので注意が必要だ。
その中でもメリウールは、肌にチクチクしないで着ていられるので一番着心地がいい。
という訳で、定価9000円もするTシャツだが、アウトレット価格で6500円に割引されていたから
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ちょっとビックリする金額なんですけど・・・・マジ卍で
一枚買ってみたが、やはり1000円Tシャツとは全然違う。
11月だというのにTシャツ一枚で寒くないのだ。
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いや、少しは寒さが気になるが・・・
さすがメリウールだと思った。
そして、パタゴニアっていうメーカーは、時として不思議に凄い商品を出してくるから不思議だが、
定価9000円はTシャツ一枚に、ちょっときつい。
だってユニクロ10枚買えるよね。
ワークマン製品だったら15枚買えるよね
登山用品って相変わらず金がかかるなぁ~。
しかしながら、こうやって一枚一枚増やしながら、
登山の安全を買っているのだと思うと・・・・この投資は仕方ないだろう。
過酷な状況に追い込まれたシーンの時に、このありがたさが身に染みて分かること
過去、何度思い知ったことだろうか。
夏山にも様々な要因の危険は潜んでいる。
だから今回も6500円のTシャツは、良い買い物をしたと思って納得したい。
また、来年の大雪山縦走に一つ安心が加わった。
靴下もメリウールで揃えてあるから、数日着用でも匂いの心配はない。
ストイックに登山を追及する一コマという記事でした。
本日もご覧いただきましてありがとうございました。